【みんなのギモン】ニチレイ“攻撃”影響どこまで?停止の冷凍食品出荷を17日から順次再開へ、給食にも影響

ニチレイがサイバー攻撃を受け、物流に混乱が生じている問題で、同社は一部拠点で復旧の見込みが立ったとして、17日から順次、冷凍食品の出荷業務などを再開すると発表しました。この影響は他の食品メーカーにも広がっています。【動画】ニチレイへのサイバー攻撃 影響どこまで?【#みんなのギモン】ニチレイをめぐっては、13日の午前7時ごろに物流子会社でサイバー攻撃によるシステム障害が発生し、冷凍食品の出荷業務などに支障が出ました。その影響は、ケンタッキー・フライド・チキンやくら寿司、スーパーのイオンなど食品関連の企業に広範囲に及んでいます。
宮城県の小学校では給食にも影響が出ています。ある小学校によりますと、ニチレイが製造する給食用の「プリン」が納入できないと業者から連絡があり、この日の給食は別のメーカーの「アイス」に変更したということです。

児童
「最初は嫌だったけど(アイスを)食べてみて美味しいからよかった」

児童
「プリンも楽しみにしていたけどガリガリ君も楽しみにしていたのでうれしいです」
大手食品メーカーの「江崎グリコ」では、西日本エリアの倉庫に保管されているアイスクリームの一部商品が出庫できなくなっています。他の業者による代替輸送を15日から始めるなどして、段階的に状況は回復しつつあるということです。

また、あずきバーや肉まんなどを製造する「井村屋」も、一部の商品について15日の納品分から取引先への配送を見合わせています。別の業者に委託するなどして、18日から出荷を再開できる見込みだということです。
影響が広がったのは、ニチレイグループが「低温物流」という分野において重要な役割を果たしているからだといいます。グループ会社では食材を決められた温度で管理して配送する事業も行っており、1日およそ7000台のトラックが国内を走り回り、取引先はおよそ5000企業に及ぶ「低温物流」では国内最大手となっています。

物流に詳しい流通経済大学の矢野裕児教授は、冷蔵倉庫だけでなく配送まで一貫して温度管理をしながら行っているため、完成品から途中段階の食材まで請け負っており、「受託している企業がみんな影響を受ける」と話しています。

さらに、ここまで影響が広がった背景には「地球温暖化」も関係している可能性があるといいます。

流通経済大学 矢野裕児 教授
「温暖化もあると思うが、昔だと温度管理しなくてよかったものも、最近は衛生面など温度管理を一貫してやっていくニーズが増えているので」

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