ひき逃げで女性死亡、長距離引きずったとみられる男を殺人容疑などで逮捕…「車の下に何かが入ったのは気づいた」

京都市で昨年12月、高齢の女性が複数の車にはねられて死亡したひき逃げ事件があり、京都府警は13日、市内に住む60歳代の男を殺人と道路交通法違反(ひき逃げ)の両容疑で逮捕した。捜査関係者への取材でわかった。女性は最初の事故現場から約190メートル離れた地点で倒れていた。男は最後にはねたとみられ、府警は、男が認識した上で長距離にわたって引きずったとみて殺人容疑を適用した。【写真】坂道での「自然発車」による死亡事故増…身を守るには?
捜査関係者によると、男は昨年12月24日午前、京都市北区等持院東町の市道付近で、他の車にはねられて倒れていた近くのパート従業員小杉和子さん(当時73歳)を車で引きずって殺害し、逃走した疑い。
男は逮捕前の任意聴取に対し「車の下に何かが入ったのは気づいていた」とする趣旨の供述をしていたという。
通行人が「人が倒れている」と110番し、駆けつけた警察官が通報のあった場所から離れた路地で、血を流して倒れている小杉さんを見つけた。府警は小杉さんが複数の車両にはねられ、ひきずられたとみて捜査していた。捜査関係者によると、周辺の防犯カメラ映像などから、事故に関係した疑いのある3台の車が浮上。遺体の状態や車両の損傷状況から、府警は男の運転する3台目の車の底部に巻き込まれ、引きずられて死亡したと判断した。
府警は13日、小杉さんを最初にはねたとして、別の男(京都市)を自動車運転死傷行為処罰法違反(過失運転致傷)と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで逮捕した。事故に関与した疑いのある別の運転手についても、任意で調べるという。

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