■東大阪市のコンビニ駐車場で車が暴走…15歳中学生が死亡
今年1月、東大阪市のコンビニの駐車場で男子中学生の小川総司さん(当時15)が車にはねられ死亡しました。【写真を見る】15歳息子を事故で亡くした父親「どんな結末になっても息子は帰ってこない…」警察は車を運転していた71歳の男性を現行犯逮捕。事故から約半年後の7月9日、過失運転致死の疑いで書類送検し、起訴を求める「厳重処分」の意見を付けました。
なぜ高齢ドライバーの“踏み間違い”は多いのか?国の対策にも“穴”が?モータージャーナリスト・森口将之氏への取材を踏まえて解説します。
■高齢ドライバーによる死亡事故で多い「アクセルとブレーキの踏み間違い」
警察庁資料によると、75歳以上が起こした自動車死亡事故の原因として多いのが、ハンドル操作・踏み間違いなどの「操作不適」。75歳未満の約3倍となっています。
<自動車死亡事故の原因「操作不適」の割合>
▼75歳未満 10.7%
▼75歳以上 33.1%
その「操作不適」のうち、「アクセルとブレーキの踏み間違い」の割合を見ると、75歳以上は26%。75歳未満の倍以上の数字です。
<「アクセルとブレーキの踏み間違い」の割合>
▼75歳未満 9%
▼75歳以上 26%
9日に書類送検された男性は71歳ですが、「多分アクセルとブレーキを踏み間違えたんだと思う」と話しています。
■「複数の動作に意識が及びにくくなり…」“踏み間違い”なぜ多い?
なぜ高齢ドライバーの踏み間違いは多いのか?
モータージャーナリスト・森口将之氏は「高齢になると複数の動作に意識が及びにくくなりペダル操作も危うくなる」「さらに認知が鈍り反応が遅れる」と指摘。
一方「若い世代の操作ミスはスピードの出しすぎにハンドルが追いつかないことが多く、基本的なペダル操作を誤ることはまれ」だということです。
■国の対策 高齢者の免許更新は2022年からハードル上がったものの…
75歳以上のドライバーが免許更新をする際は、以下の検査・講習を受ける必要があります。
▼「認知機能検査」(記憶力・判断力)2009年〜
▼「高齢者講習」(座学・実車指導など)1998年〜