「そのうち観よう」が、もう通用しない。アマプラでは7月上旬をもって配信終了となる作品が続々と控えている。今回は、その中でも評価が高く、ジャンルも多彩な“見逃し厳禁”の5作品をピックアップ。気になる一本があれば、配信終了前にぜひチェックしてほしい。(文・小室新一)
配信終了日:7月11日(土)
監督:三池崇史
キャスト:大沢たかお、松嶋菜々子、岸谷五朗、藤原竜也 ほか
【作品内容】
「この男を殺してください。御礼に10億円お支払いします」。
凶悪な連続殺人犯・清丸国秀(藤原竜也)に孫娘を殺された大富豪の蜷川(山﨑努)が、主要全国紙に前代未聞の新聞広告を掲載。日本中が清丸の命を狙う狂気に包まれる中、福岡で逮捕された清丸を東京の警視庁まで護送するため、5人のSPと刑事が命がけの任務に就く。
【注目ポイント】
木内一裕の小説を、世界的カルト人気を誇る鬼才・三池崇史監督が実写化し、第66回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に選出されたサスペンス・アクションだ。
正義を貫くSPの主人公を大沢たかお、バディを組む女性SPを松嶋菜々子が凛とした佇まいで熱演。そして、10億円の懸賞金をかけられた絶対的な悪人・清丸を藤原竜也が底知れぬ卑劣さと狂気で怪演し、その役作りが国内外で強烈な印象を残した。
三池監督の演出の見どころは、「日本全国民が敵」という四面楚歌の極限状況が生み出す、圧倒的な緊迫感の持続だ。
新幹線や高速道路といった限定された移動空間を舞台に、人間の「欲望」と「モラル」が衝突する心理戦をハイテンポなカメラワークで描写する。
日本国内では実現が難しい大規模アクションを台湾の高速鉄道を借り切って撮影するなど、規格外のスケール感が光る1本である。