10歳で映画『ホーム・アローン』に主演し、「世界一有名な子役」となったマコーレー・カルキン。しかしその栄光の裏側では、莫大な財産を巡る両親の対立や、自身の依存症といった過酷な現実が待ち受けていました。【写真】「イケオジ」に変貌した現在のマコーレー・カルキン18歳で俳優業を休止し、一時は表舞台から遠ざかっていた彼ですが、2025年には待望の俳優復帰を果たしています。数々の困難を乗り越え、40代を迎えた彼が辿り着いた、再生への歩みを振り返っていきましょう。
1990年、10歳で主演した映画『ホーム・アローン』のケビン・マカリスター役で世界的なブレイクを果たし、10代前半にして築き上げた総資産は約1,500万ドル(当時レート約14億円超)に達しました。
1995年、マコーレーが築いた約1,500万ドルの資産管理権を巡り、事実婚の関係にあった両親が対立。法律上の婚姻関係にない両親の間で繰り広げられた、親権と巨額の財産を巡る法廷闘争は数年にも及びます。
渦中に置かれた彼は、18歳となった1998年、自ら法的手段に訴えます。自身の信託財産から両親を管理者として除外し、専門家に委ねることで、両親からの経済的な独立を果たすことになりました。
独立と同時に、「普通の生活を経験したい」として俳優業の無期限休止を表明。その後はマンハッタンにある私立の学校に通学し、一般的な同年代の若者と同様の教育を受けることに専念します。メディアの取材を断ち、映画撮影のない日常を優先することで、多忙を極めた子役時代に得られなかったプライベートな時間の構築を目指したのです。
そんなマコーレーですが、俳優業を休止した後の彼は、世間の羨望を集めた子役時代とは対照的な、暗転した日々を過ごすことに…。10代でアルコールに溺れ、20代に入ると薬物依存が深刻化。2004年には、オクラホマ州にてマリファナおよび規制薬物の無許可所持により逮捕され、最終的には執行猶予付きの有罪判決を受けました。当時のメディアには、かつての愛らしい面影が消え、著しく痩せこけた衝撃的な姿が度々掲載され、世間に大きな衝撃を与えました。
法的なトラブルと並行するように、私生活においても平穏が訪れることはありませんでした。17歳で結婚した俳優のレイチェル・マイナーとの結婚生活は、わずか2年で破局を迎えます。その後、約8年にわたり交際したミラ・クニスとも最終的には別離を選びました。さらに2008年には、最愛の実姉であるダコタが交通事故で急逝するという悲劇に見舞われます。
法的なトラブルと大切な人々の喪失が重なり、彼は人生のどん底とも言える孤独な空白期間を歩むこととなりました。