兵庫県小野市の蓬莱務市長(80)は26日、次期市長選に立候補しない意向を明らかにした。1999年に初当選し、現在7期目。全国市長会によると、現職の市長としては兵庫県相生市の谷口芳紀市長(77)ら4人と並んで最多という。【写真】小野市のシンボルといえば…
この日は市議会6月定例会の最終日で、蓬莱市長は閉会あいさつの中で「新しい時代における新しい感覚と新しい発想を持ったリーダーに託したい」と述べた。その後、記者会見を開き、「次に引き継げる仕組みができた。普通のおっさんになります」と語った。任期は来年2月6日までで、現時点での後継指名はしないとしている。
蓬莱市長は特殊鋼線会社の統括部長を経て、前市長が汚職事件で逮捕され、辞職したことに伴う市長選で初当選。「行政も経営」を掲げ、北播磨総合医療センターやひょうご小野産業団地の整備、小野署の新設などを進め、高校3年まで所得制限なしの医療費無償化を県内で初めて実施した。
一方、2013年に施行された生活保護費をギャンブルに浪費する受給者の情報提供を市民に求める条例などで、物議を醸すことも。24年の知事選では、斎藤元彦知事の対立候補を支持した県内22市長の有志代表を務めた。