熊本県内の詐欺被害で2番目に多いのが「ニセ警察詐欺」です。被害額はことしに入っただけでも3億円を超えています。
きょうご紹介するのは、全国で相次いでいる新たな手口。「まさか」のものが届きます。
熊本県内に住む90代の鈴木昌代さん(仮名)。
先月、家のポストに届いたのは…
■熊本県内在住 鈴木昌代さん(仮名)「いやびっくりしますね、動揺しますよ」
■逮捕状写真
■鈴木昌代さん(仮名)「逮捕状なんて…ですね」
なんと「逮捕状」でした!
■固定電話に…
この1週間ほど前。
■「イイダ刑事」と名乗る女「『タカハシリョウ』という男を知っていますよね?」
電話をかけてきた女。「イイダ」と名乗り、自分は刑事だといいます。さらに…。
「タカハシリョウに400万円渡したでしょう?あなたは共犯者ですよ」
鈴木さんが『タカハシリョウ』という暴力団の男に400万円を送金し、犯罪の手助けをした疑いがあるというのです。
■鈴木さん(仮名)「『初めて聞く名前の人にお金なんてやりませんよ』というと、『いやそういうことはありませんよ』 『ちゃんと本人が言っておりますので』と詰め寄られる」
まったく身に覚えがなかった鈴木さん。否定し続けると…。
■鈴木さん(仮名)「逮捕状が来ますよって」
およそ1週間後、本当に逮捕状が届いたのです。
鈴木さんの氏名や生年月日、住所に加え、罪名の欄には「組織犯罪処罰法違反」と記載。裁判官や警察職員の押印も…。
■鈴木さん(仮名)「まさかって思うじゃないですか。実際、こうパソコンで打った書類が来れば、うわ~と思う」
実はこれ、ニセの逮捕状を使った詐欺でした。
全国で相次いでいる「ニセ警察」による詐欺。これまでの手口は…
「あなたは逮捕される」
警察官を名乗る人物が不安をあおり、SNSやビデオ電話などでニセの逮捕状や警察手帳を見せ、インターネットバンキングで送金させるやり方でした。
しかし、今年に入るとニセの逮捕状を郵送し、現金を用意させたうえで、受け子が回収する手口が他県で確認されています。