キュートで挑発的な新時代の歌姫。その”愛され力”の秘密を探る。『エル・ジャポン』7月号より。【写真】セクシーなポップアイコン! サブリナ・カーペンターのファッション遍歴40選
不安な時代を、明るく照らす。輝かしい使命を背負う新時代ポップアイコン、サブリナ・カーペンターの花道は、意外にも悲痛なかたちで始まった。
芸歴15年超え、8歳より活動してきた実力派ディズニースターとしてキャリアの危機を迎えたのはコロナ禍。後輩歌手の失恋ソングに登場する「元カレが選んだ美女」疑惑をかけられてたたかれてしまったのだ。そこでサブリナが武器にしたのは、持ち前のユーモア。波乱も失恋も面白おかしく歌ってしまうジョークソングを発表し、一気に大ブレーク。人々が反感を恐れて塞ぎ込みがちになっているSNS時代に、サブリナの明るくたくましいパワーが響き渡ったのだ。
駄目なメンズに惹かれてしまう自虐も交えた音楽性が「男子のことばかり」と議論を呼ぶことも。しかし、その魅力の真髄は女子文化。ラブコメ作風はさることながら、曲作りのインスピレーション自体、恋愛沙汰の後にやってくるお楽しみ、親友たちとの女子会トークなのだ。だからこそ、サブリナの音楽を聴けば、人生の悲喜こもごもを一緒に笑って前に進む希望をもらえる。
「光だけを見てほしい」。ポジティブな信念を掲げ、米コーチェラ・フェスでミュージカル風の大舞台をやり遂げたばかりのサブリナ。ますます増していく新時代アイコンの輝きから目が離せない。
恋愛のリアルをユーモアたっぷりに歌う
新たな恋に高ぶる気持ちを歌い、ブレークヒットした「Nonsense」は、ツアー公演各地で歌詞をご当地ネタに変えていくアドリブも話題に。意中の相手を夢中にさせる自信に酔いしれる「Espresso」は、世界中でエスプレッソ・マティーニをはやらせた代表曲。夏にぴったり!
キュートな過激さを時代のフェミニニティへ
ラブコメ映画さながらのサブリナワールド。ジェナ・オルテガら豪華キャストもそろえるミュージックビデオでは、キュートながら衝撃展開がお約束。ステージはポップ界随一のミュージカル調。2025年のブリット・アワードでは近衛兵にセクシーに絡むパフォーマンスが賛否両論。