昨年5月に埼玉県三郷市で下校中の小学生に重軽傷を負わせたひき逃げ事件で、執行猶予付きの有罪判決を受けていた、三郷市早稲田7丁目、職業不詳で中国籍の男(43)について、吉川署は3日、道交法違反(無免許)の疑いで現行犯逮捕した。【画像4枚】乗っていた車の写真 大きく拡大した様子 ひき逃げ事件直後、現場の様子も 地図あり
逮捕容疑は、3日午後1時15分ごろ、同市早稲田7丁目付近の県道で、無免許で普通車を運転した疑い。調べに対し、黙秘している。
男は昨年5月、車を運転し、同市で小学生4人にけがを負わせたとして、自動車運転処罰法違反(過失傷害アルコール等影響発覚免脱)と道交法違反(ひき逃げ)の罪に問われ、さいたま地裁越谷支部で懲役2年6月、執行猶予4年の判決が確定している。公判では「今後は一切自動車を運転しない」などと述べていた。
同署によると、男の無免許運転に関する情報提供があり、男が車を運転している様子を複数回確認。3日、男宅の周辺で警戒していた警察官がコインパーキングに止めたところを現認し、現行犯逮捕した。男は昨年の事故当時と同じ車両を運転していた。
県警は判決後も常習的に運転していたとみて、詳しく調べている。
■飲酒運転の発覚を免れようと「責任回避」(以下2025年11月14日配信、地裁判決公判時の記事)
三郷市の市道で5月、下校中の男児4人がけがを負ったひき逃げ事件で、自動車運転処罰法違反(過失傷害アルコール等影響発覚免脱)と道交法違反(ひき逃げ)の罪に問われた中国籍の解体工鄧洪鵬被告(43)=三郷市=の判決公判が13日、さいたま地裁越谷支部で開かれた。奥山拓哉裁判官は懲役2年6月、執行猶予4年(求刑同2年6月)を言い渡した。
判決理由で奥山裁判官は、被告人が飲酒運転をする必要性や緊急性はなかったとした上で、歩行中の被害者らに衝突して加療最長約4週間の傷害を負わせた事故内容について「飲酒運転の危険を現実化したもの」と非難。事故後に逃走し、運転時のアルコールの影響の発覚を逃れようとしたことは「責任回避のためであった」とした。
一方で、被告が被害者らに見舞金を支払い、任意保険を利用した損害補償の見込みがあることや、今後は一切自動車を運転しないなどと述べていることなどから執行猶予付き判決が相当とした。