10年前、20年前、30年前に『FRIDAY』は何を報じていたのか。当時話題になったトピックをいまふたたびふり返る【プレイバック・フライデー】。今回は20年前の’06年6月2日号『大磯発 殺害後も客に営業メール&友人と飲み会 “夜はキャバ嬢”歯科医師助手「首切りした狂気の素顔」』を取り上げる。かつての2人の“愛の巣”で…男性が同棲相手に首を切断された“凄惨現場”’06年5月11日、神奈川県大磯町のアパートで、会社員・石川真人さん(仮名・29)のメッタ刺しにされた遺体が発見された。遺体はTシャツと下着姿でうつ伏せに倒れており、最初は首のあたりに大きな傷があるように見えたという。だが、よく見ると無惨にも首は切断されていたのだった。
2日後、JR茅ケ崎駅前にいたところを逮捕されたのは、アパートの借り主であり、石川さんと同棲していた蓮見真紀(仮名・当時26)だった。
「4月30日ごろ、寝ていたところを包丁で刺し殺した。数日たってアパートに戻り包丁で切断した。バラバラにして隠すつもりだった」
取り調べでこう供述した彼女はどんな人物で、なぜこのような凶行に及んだのか。彼女の素顔に迫った記事だ(《》内の記述は過去記事より引用、肩書は当時のもの)。
蓮見は犯行後も何事もなかったかのように、周囲には明るく振る舞っていたようだ。
《〈お久しぶり! 元気?〉
歯科助手でありながら、夜はキャバクラ嬢として働いていた蓮見真紀容疑者は、犯行後もなじみの客にこんな“営業メール”を出していた。さらに蓮見容疑者の知人男性は「5月の初め、彼女と2〜3人の男女で飲んだんです。よく喋ってたし、楽しそうでした」と話すのだ》
学生時代の彼女を知る人たちに取材をすると、一様に「目立たない存在だった」と語った。事件に至るまでの蓮見の人生は非常に地味なものだったようだ。
《「みんな、事件を聞いてもなかなか思い出せず、やっと、『ああ、あのクセッ毛のコか』と思い出した。彼女が先輩の悪口を言ったとかで、その先輩に思いっきりぶっ飛ばされたところを見たことがある」(中学生の同級生)
「地味なコ。高校2年のときから学校を休みがちでした。ジャニーズのOの熱狂的なファンで、追っかけもしていたみたい。Oが通う学校に忍び込んだという噂もありました」(高校の同級生)
普段はおとなしいが、少々エキセントリックなところがあったようだ。高校卒業後、大磯で歯科助手として働き始めた。
「仕事ぶりはとても丁寧でしたよ。実は私、遺体が発見された日の午前中にも彼女の処置を受けたんです。でも淡々と仕事をしていましたよ」(患者の1人)
遺体が発見された日の午後から行方をくらましたが、ここでも普段どおり仕事をこなしていたわけだ》
蓮見は事件の2年前ごろから厚木市内のキャバクラで週に2日ほど働いていたという。店の同僚によれば、「スラッとしてドレス姿が似合うコで、そこそこ指名客もついていた」ようだ。昼は歯科助手、夜はキャバクラをはしごして稼いでいたうえに、もっと条件のいい夜の店を探していた形跡もあった。
石川さんとは’04年ごろに蓮見が勤めていたキャバクラで知り合い、1年ほど前から同棲していた。一時は結婚を約束したこともあったという。
蓮見は犯行の動機について「生活費を入れてくれず、文句を言うとすぐ暴力を振るわれた」と供述していた。実際、事件の少し前には2人の関係は険悪になっていたようだ。
《「去年の秋ごろ、2人で大ゲンカをして自室のガラスが割れ、警察が来る騒ぎがありました。事件直前の夜もケンカの声が聞こえました」(近所の人)》
一度は結婚を考えた男性を、殺したばかりかバラバラにして捨てようとまでした女。被害者への憎悪はそれほどまでに深かったのだろうか。