巨人・阿部前監督の逮捕と辞任「長女のChatGPTに相談」が決して責められない理由…家族を批判する人のあまりに残念な視点

プロ野球・読売ジャイアンツの阿部慎之助監督の現行犯逮捕と辞任が物議を醸しています。【画像】芸人たちの「いじめ告発」になんともモヤるわけ…世間が「モヤッた」当事者たちのX投稿阿部前監督は5月25日18時ごろ、渋谷区内の自宅で18歳の長女と15歳の次女のけんかを仲裁した際、言い返されて「カッとなって」つかみ倒すなどの暴行を与えた疑いで現行犯逮捕。26日未明に釈放されたあと、正午前に謝罪会見を開き、辞任を発表しました。

 辞任の衝撃以上の注目が集まっているのは、代理人弁護士が読み上げた長女の手紙の内容。
「ChatGPTに相談し、匿名で相談できる児童相談所を勧められた」「警察が来て一番驚いているのは私自身」「連行される姿を見て泣き崩れた」「意向が聞かれることなく警察に通報」「殴る蹴るといった事実はない」「大がかりなけんかは初めて」「父とはすでに仲直りをしている」などの経緯や心情が明かされました。

■「AIに相談」で浮き彫りになった問題

 これを受けて多くのネット記事が報じられ、コメント欄やSNSにはさまざまな声が錯綜。情報番組でもコメンテーターが見解を語っていますが、騒動の核心はどこなのかつかめていないのではないでしょうか。
今回の騒動は、身近な問題であるうえに多くの論点があるだけに、整理しつつ核心にふれていきたいところ。ここでは「AI相談」「児童相談所と警察の対応」「辞任の妥当性」「長女への批判」という4つの論点をあげ、最後に「親のしつけや親子関係はどうあるべきか」にも言及していきます。

 1つ目の論点「AI相談」については、子どもに限らず何らかの対策が必要であることは間違いないでしょう。

 阿部前監督の長女は「これまで大きなけんかがなかった」からこそ気が動転し、そこで頼ったのがChatGPTだった様子がうかがえます。
しかし、基本的に児童相談所の対象年齢は18歳未満のため、本来なら長女は該当しないため、児童相談所を勧めてきた時点でズレた回答でした。もちろんAIもその対象年齢は把握しているでしょうが、使い方によっては回答の精度が下がり、個別の具体的なケースに弱いことがわかるのではないでしょうか。

 また、仮に長女が18歳未満だったとしても、「巨人の監督ほど有名人の子どもが児童相談所に相談した場合の影響」を適切にとらえられるのかはわかりません。

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