高畑裕太「2740字の声明文」に抱いた“不信感”の正体…衝撃すぎた《ギロリ顔と母の号泣》による、10年越しの呪い

事件から約10年も経ち、2740字もの長文で釈明したのにーー。

 5月16日に俳優・高畑裕太が発表した、長文の声明が批判を呼んでいる。【写真】“事件の真相”を明かした高畑裕太の《現在の姿》と、その変貌の歴史2016年8月に高畑は、撮影で訪れ滞在していた群馬県内のホテルで、女性従業員に性的暴行を働いたとして逮捕され、その後不起訴処分となった。この一件で、長い間、地上波や映画などの表舞台からは事実上の追放状態となった。

 現在は、劇団「ハイワイヤ」を主宰し、舞台を中心に俳優活動をしている。今回は、事件からまもなく10年という節目に、自らの認識や当時の経緯を説明したものだ。
【写真を見る】高畑裕太が発表した“事件の真相”と、現在の姿(8枚)
 Xポスト数は発表直後に急増し、7日間で2235件、ネガティブ率は87%に上った(26年5月22日現在)。「信じられない」「なぜ今さら」という声がSNSを覆った。

 その後も被害女性側の弁護士のコメントや、当時、女性側の言い分を掲載した『週刊現代』元編集長の反論などがあり、事件についての真偽が蒸し返されるような状態が続いている。

■「言葉」は人の印象に7%しか影響しない
なぜ真剣に綴った声明がこうも受け入れられなかったのか。元々、意見の割れる事件だったとはいえ、その真偽には関係なく、この声明に対して嫌悪感や不信感を抱く人が多かった。

 声明の内容や事件の真偽については、筆者は判断する立場にない。だが、「見た目の科学」の専門家として、1つ言えることがある。

 “顔を見せない”声明では、信頼は回復しづらいのだ。

 人が他者に抱く印象において、言語情報(言葉の内容)が占める割合はわずか7%に過ぎない。視覚情報、すなわち顔・表情・見た目が55%を占めるとされている(メラビアンの法則 ※1)。
テキストのみの声明、動画なし、記者会見なしーーこの形式は、印象形成の55%に一切働きかけていない。どれだけ誠実な言葉を並べても、顔が見えない状態では脳の信頼形成メカニズムが十分に機能しない可能性がある。

■約10年にわたり記憶されてきた「顔」

 心理学者のブルース氏とヤング氏は1986年、人が視覚をとおして人物を認知するプロセスを体系的に示した(※2)。人は人物を認知するとき、まず「顔」で人物を同定し、次に職業・属性などの意味情報が引き出され、最後に名前が出てくる。

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