八代市庁舎建設工事を巡るあっせん収賄容疑で市議の成松由紀夫容疑者(54)=自民絆=が逮捕された事件を受け、八代市議会(定数28)は15日、臨時会を開き、議員が刑事事件で逮捕・勾留された場合などに議員報酬の支給停止を定める条例案を全会一致で可決した。条例は15日に施行。7日に逮捕された成松容疑者の議員報酬は15日以降の分が支給停止となる。
八代市議会の議員報酬は月額43万1千円。成松容疑者の逮捕後、議会内で「逮捕・勾留で活動ができない議員に報酬を払い続けていいのか」という意見が出ていた。
条例案は6会派の9人が提出した。谷口徹氏(改革市民)が「市民の信頼を回復し、議員が身を律するために公費支出の適正化を図る」と提案理由を説明。成松容疑者が所属する自民党市議団も含め出席者全員が賛成した。
条例では、議員が刑事事件で逮捕された日から、保釈などで身柄拘束が解かれるまでの間、日割り計算した額の議員報酬の支給を停止する。期末手当についても基準日(6月1日、12月1日)時点で拘束中の場合などは支給を停止する。
不起訴処分や無罪判決が確定した場合は、支給停止された期間の分を支給するが、有罪判決が確定した場合は支給しない。
臨時会ではほかに、2025年度一般会計補正予算の専決処分など5議案を承認した。(地域報道本部取材班)