在留期限を過ぎ、不法に滞在していたベトナム人をリサイクル工場で働かせたとして、大阪府警生活環境課は14日、入管難民法違反(不法就労助長)容疑で人材派遣会社「レスプロJAPAN」(堺市中区)の50代の幹部社員ら男3人を逮捕した。
捜査関係者への取材で分かった。逃亡した技能実習生らが集まる交流サイト(SNS)を通じてベトナム人の仕事を斡旋し、仲介料を得ていたとみられ、府警は実態解明を進める。 捜査関係者によると、逮捕されたのはレスプロ社の社員2人と、リサイクル工場を経営する米田商店(堺市堺区)の役員の男の計3人。
3人は共謀し、今年3月ごろまでの約1年半にわたり、技能実習生として入国していたベトナム人の男性を大阪府高石市の米田商店のリサイクル工場で働かせた疑いが持たれている。
捜査関係者によると、実習先から逃亡したベトナム人らでつくるSNS上のグループを通じ、勧誘した実習生らをレスプロ社が雇用。
作業員として派遣していたという。
今年3月、米田商店の作業員4人が入管難民法違反(不法残留)の疑いで現行犯逮捕されて発覚。
いずれも低い賃金や現場での暴行などを苦に失踪した元技能実習生で、紹介料などを差し引いた毎月15万円ほどを給料として受け取っていた。
国内では年間7千人を超える技能実習生が失踪しており、捜査幹部は「レスプロ社のようなブローカーが横行している可能性もある」と話し、組織性を調べる。