兵庫県西宮市の朝日新聞阪神支局に散弾銃を持った男が押し入り、記者2人が殺傷された事件は3日、発生から39年となった。支局1階には祭壇が設けられ、訪れた市民や関係者が犠牲になった小尻知博記者(当時29歳)の遺影に手を合わせ、冥福(めいふく)を祈った。
支局3階の事件資料室が一般開放され、被弾痕が残る小尻記者のジャンパーなどが公開された。
事件は未解決のまま時効となった。襲撃時に支局に居合わせた朝日新聞社ブランド企画部の高山顕治さん(64)も訪れ、「犯人逮捕につながらなかった悔しい思いはずっとある」と語った。