北海道の旭山動物園の焼却炉で妻の遺体を焼却したとして、警察は30日夜、死体損壊の疑いで夫で動物園職員の男を逮捕しました。男は動物園の広報誌で「同じ地球上に生きる命として関心を持ってほしいです」などと話していました。【動画】旭山動物園の職員を死体損壊容疑で逮捕 レッサーパンダやカバ担当
大きな口を開けるカバの世話をする男。30日夜に逮捕された旭山動物園の職員、鈴木達也容疑者(33)です。
鈴木達也容疑者
「カバの歯、すごくかたい。触ってもらったらわかるけど、ものすごくかたいので、切るのにだいたい3か月くらいかかる」
集まった客の前で、カバの歯の手入れを実演していました。2017年ごろから勤務し、主にレッサーパンダやカバなどを担当してきたといいます。冗談を交えながら話す様子もありました。
鈴木達也容疑者
「彼は歯並びが悪い。カバって言葉遊びでカバはバカみたいに言う人いるけど、ものすごく覚えが早い」
これまで、旭山動物園の焼却炉に妻の由衣さんの遺体を遺棄したとして、任意で事情をきかれていた鈴木容疑者でしたが、死体損壊の容疑で逮捕されました。
およそ9年前には、広報誌で園内管理担当として紹介されていて、笑顔の写真とともにこんなコメントが掲載されていました。
「大きくて目立つ動物だけでなく、ひっそりと生きているような生き物にも目を向けてほしい」「同じ地球上に生きる命として関心を持ってほしいです」
警察の調べに対し、鈴木容疑者は。
鈴木達也容疑者
「間違いありません」
焼却炉からは、遺体の一部が見つかっているということです。
普段なら動物を見に来る客でにぎわっているはずですが、一連の事態を受けて、開園が延期となっていた旭山動物園。開園予定の5月1日を迎える直前に、事件は大きく動きました。
鈴木達也容疑者
「動物園の焼却炉に妻の遺体を遺棄した」(趣旨の供述)
鈴木容疑者の妻と連絡がつかなくなったのは3月下旬ごろ。4月に入って妻の関係者から警察に相談があり、捜査が始まりました。
「防護服を着た捜査員が多数、確認できます」
警察は連日、鈴木容疑者の自宅を捜索。鈴木容疑者は、妻の殺害についてもほのめかしているということです。