【ワシントン=池田慶太】トランプ米大統領が出席したホワイトハウス記者会主催の夕食会を襲撃しようとして男が逮捕された事件で、連邦検察当局は27日、コール・アレン容疑者(31)を大統領暗殺未遂など3件の容疑で訴追した。有罪になれば終身刑となる可能性がある。
事件は25日夜に首都ワシントンのホテルで起きた。裁判所に提出された検察の資料によると、アレン容疑者は事件直前に親族らに送った電子メールで、政権の「最高位」から順番に標的にすると記していた。
アレン容疑者は、ショットガンと拳銃、ナイフを所持して会場付近の保安検査場を突破しようとした。保安担当者らが複数回発砲して阻止した際、大統領警護隊(シークレットサービス)の1人が胸を銃で撃たれたが、容疑者の弾かどうかは判明していない。容疑者の銃は合法的に購入されたものだった。
アレン容疑者は21日に自宅のあるロサンゼルス地域を鉄道で出発し、イリノイ州シカゴ経由で24日にワシントンに到着。宿泊客として会場のホテルに滞在していた。ホテルは今月6日、24~26日の日程で事前に予約していたという。
トランプ氏が狙われた暗殺未遂は2年弱で3度目となる。キャロライン・レビット大統領報道官は27日の記者会見で、トランプ氏を批判する野党・民主党や一部報道機関が「暴力の正当化を助けている」と主張。トランプ氏はSNSへの投稿で、事件前、テレビ番組でメラニア夫人を「まるで未亡人」と評したコメディアンを非難し、放送局に契約解除を要求した。