国際刑事裁判所、フィリピンのドゥテルテ前大統領は「人道に対する罪」に問えると判断…公判手続きへ

【ブリュッセル=上杉洋司】国際刑事裁判所(ICC、オランダ・ハーグ)の予審裁判部は23日、麻薬犯罪対策の過程で民間人を殺害した罪で訴追されたフィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ前大統領(81)について、「人道に対する罪」に問う十分な根拠があり、公判を開くとの判断を示した。
検察側は、ドゥテルテ氏が比南部ダバオ市長や比大統領を務めた2011~19年、組織的に麻薬犯罪対策を推進し、76人の殺害と2人の殺人未遂に関わったと主張している。麻薬犯罪対策では、私設の「暗殺部隊」が適切な司法手続きなしで容疑者を殺害するなど、数千人の民間人が犠牲になったとされる。弁護側は、ドゥテルテ氏が殺害を命令したことはないとして無罪を主張している。
ドゥテルテ氏は昨年3月、ICCの逮捕状に基づき比警察当局に逮捕され、ICCに移送された。

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