【特集】危険な“空き家”に苦慮する自治体 利活用の取り組みの一方で《新潟》

特集は、全国で増え続けている「空き家」について。県内では雪の重みで倒壊するなど危険な空き家も放置されています。【動画で見る】増え続ける「空き家問題」 再生し宿泊施設など利活用も 近野宏明さんが解説《新潟》利活用する動きがある一方、その多くが手つかずとなっているのが現状です。自治体にとっては重い課題としてのしかかっています。
雪の重みでゆがんだ屋根……窓は割れてしまっています。

南魚沼市内にあるこちらの空き家。所有者が亡くなり、親族が相続を放棄したため、現在は市が管理しています。

豪雪地である南魚沼市。雪の重みによる倒壊の危険性もあります。

●近くに住む人
「危ないなー。孫が学校あるから」「危ないからのー、雪庇が出て」

この空き家……市によると、およそ5年前に「特定空き家」に認定。周辺住民に危険が及ぶ可能性があるため自治体が税金を使って取り壊し作業を代執行することになりました。

●南魚沼市の担当者
「割と歩行者も多くいると聞いています」

Q)子どもが通ったりということもある?
「通学路にもなっていると思うので、時期によっては多く人が通る可能性はあると思う」
全国で増え続けている空き家。

すべての住宅に占める割合を示した「空き家率」は全国平均が13.8パーセントに対し、県全体では15.3パーセント。
年々、上昇しています。

村上市ではおととい、空き家の窓を割って侵入しようとした男が逮捕されるなど空き家を狙った犯罪が県内でも後を絶ちません。
県警によりますと、県内では去年1年間で空き家での窃盗被害が164件、確認されています。

また、衛生上の問題やゴミなどの不法投棄、野生動物のすみかとなるリスクがあり、近隣住民の生活に悪影響を及ぼす可能性もあります。

さらに、積雪が多い地域では雪の重みによる倒壊が相次いでいます。
一方で、空き家を利活用しようという動きも県内各地でみられます。

●五十嵐貴博さん
「見てくださいこの景色。圧倒的なロケーション」

記者:近いですよね、海
「めちゃめちゃ近いです。たぶん全国探しても、これだけ海と宿の近いところってないと思います。これが強みです。」

県内で宿泊施設を展開する五十嵐貴博さんです。3年半ほど前から空き家の再生を手掛けています。

●五十嵐貴博さん
「出雲崎町の沿岸部で空き家率40%のエリアなんですけど、そこで海の家、空き家になっていた海の家をリノベーションして、それが1号店なんですよね」

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