広域系三次団体組長だったオットが獄死。著書『極姐2.0』を持つ、本名・出身地もろもろ非公開の元極道の妻がリアルな暴力団の世界を語る。【写真を見る】高級ブランドを愛用する六代目山口組司忍組長、全身ヴィトンの竹内若頭
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2026年1月に4億円の現金が東京・上野の路上で強奪された事件で、3月14日に「事後強盗」の容疑で7人が逮捕されましたね。路上で4億円を強奪、というのもすごいインパクトですが、逮捕者の中に山口組と住吉会、極東会の関係者がいたことで、「前代未聞の指定暴力団組員のコラボ犯罪」としても注目されています。
報道によると、事件は1月29日の午後9時半くらいに発生したそうですが、日付が変わって30日の午前0時過ぎには羽田空港近くで1.9億円の強盗未遂、同日の午前9時半過ぎにはなんと香港で5100万円が奪われる事件が起こっています。これから、いろいろ「関係」がわかってくるのでしょう。
すでに読売新聞などは、上野の事件で被害に遭ったのが両替商ら複数人のグループであることや、上野でゴールドを売って得た現金を香港に運んで香港ドルに替えていたこと、香港で逮捕された男性が羽田の事件にも関与する「内通者の疑いがあること」などを報じています。
まあ、億単位のキャッシュを持ち歩く人はそうはいませんし、それを狙うということは、犯人グループは決まった時間帯で運ばれているのを知っていたのでしょう。盗まれた4億円のうち現金約2750万円は押収されたそうですが、事件にかかわる人物の関係性はどこまで明らかになるでしょうか。
事件に関連して、20代の組員も「傘下組織幹部」として逮捕されました。名前がキラキラネームなのも興味深いですが、大手組織の山口組、住吉会、極東会という3つの名が出たことで、「ヤクザもコラボの時代に!」などと話題になっていますね。
たしかに特殊詐欺や強盗などで複数組織のコラボが増えている印象はありますが、けっこう前からそうした事例はありました。もともと覚醒剤や銃器の密輸などにはいろんな組織が関係してきました。
たとえば2019年に熊本県で覚醒剤約590キロが押収された事件では、2022年に山口組と工藤會と住吉会の関係者が逮捕されています。覚醒剤は、台湾のほか東南アジア諸国やメキシコ、ドバイやイランといった中東などから大量に密輸して、みんなで分けるんです。
密輸を仕切る担当者は商社のサラリーマンみたいに先方と交渉して、ブツが国内に入ってくると、元売り・中卸・末端密売の担当者によって巷に流通していきます。
組織をまたいだ人間関係は、地元の関係のほか、「諸事情」で別の組織へ移った人とのつながりもありますし、「ムショつながり」も多いです。獄中(なか)で知り合って、違う組織でも兄弟の盃を交わす人は珍しくないのです。