「ここなんかも最高」元自動車窃盗犯からは駐車場がこう見える ランクルやレクサスは「欲しかったら全然やれる」

自動車盗の被害が後を絶たない。今回、100台以上の高級車の窃盗に関わり逮捕された男性が取材に応じた。「ゲーム感覚」「敷居が低く誰でも出来る」「ハンドルロックはささやかな抵抗」――。犯人グループの実態に迫る。【動画で見る】「ここなんかも最高」元自動車窃盗犯からは駐車場がこう見える ランクルやレクサスは「欲しかったら全然やれる」
栃木県大田原市の自動車販売店「ホンダカーズ野崎」。ここで起きた“自動車盗”の様子を、防犯カメラが捉えていた。

深夜の駐車場で、 画面中央の車の近くで動き回る複数の人影。自動車盗の犯人グループが、盗む車を物色している。

しばらくすると、暗闇の中で、車のライトが点灯。国道をはさんだ駐車場でも、次々と…。ホンダのシビックやオデッセイなど、人気の車種が11台、あわせて2500万円相当が被害に遭った。

ホンダカーズ野崎 松本正美店長:
「最初は落ち込んだかな。『やばいな、どうしよう』みたいな。車出てくればいいけど、出てこなかったら大変だし。給料払えるかなとか。見つかって本当よかった」

盗まれた車はその後、幸いにも、栃木県内や埼玉県の駐車場などで発見された。

そして、盗まれた車とともに回収されたドライブレコーダーの映像には、“外国人窃盗団”の会話が残されていた。
ドライブレコーダーに記録されていたのは、盗難車を運転する男たちの、片言の日本語と外国語の会話だ。

<ドライブレコーダーに残されていた音声>
「チイサイクルマ ワタシ アタラシイ カッタ」

この映像をもとに窃盗グループの実態に迫るため、アジア各国から生徒を受け入れている名古屋の日本語学校『ニューワールド国際学院』に協力を求めた。来日13年目の、ベトナム出身のスタッフ・トゥンさんに、ドライブレコーダーの映像を見てもらった。

ベトナム出身のトゥンさん:
「ちょっと中部の表現みたい。ベトナムの中部」

トゥンさんによると、盗んだ車を運転しているのは、声のトーンなどから、ベトナムの中部地方出身とみられる若い男。

ベトナム出身のトゥンさん:
「前回は800万円で、今回も700万円か800万円ぐらいもらえて、合計で1600万円があるから帰国してもいい、と」

このときの自動車盗の報酬の見込みは800万円。これ以前にも、同じような犯行で800万円を手にしたということなのか。大金を得て、ベトナムに帰るつもりだったようだ。

また、盗んだ車については、下記のようなやりとりもあった。

<ドライブレコーダーに残されていた音声>
「オデッセイはスパーダよりいい車だよ。2019年製のオデッセイは、前は31万円で売れた。帰ってから考えて(報酬を)分ける。そうしないと、みんなケンカになる」

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