「落ちろ!」「死ねや!」──2024年4月19日早朝、北海道旭川市の景勝地「神居古潭」の吊り橋で罵声が飛んだ。直後、当時17歳の女子高校生Aさんは突き落とされ、橋から転落。10メートル下に流れる石狩川で溺れ、亡くなった。【写真を見る】「ラーメンすする写真アップ」でキレた内田被告が自撮りする様子。不倫疑惑が報じられた警部補Xとのバーでのツーショット写真
事件からまもなく2年が経とうとするなか、主犯とみられる内田梨瑚被告(23)の公判日程が決まった。起訴状によれば、監禁罪と不同意わいせつ致死罪、また殺人罪に問われる見込みだ。
先立って公判が行われた共犯者の小西優花受刑者(21)はおよそ1年前に懲役23年が確定している。公判でも争点になったように彼女は内田被告を慕っており、”師弟関係”だった。
また内田被告は小西以外にも、歳下の知人に自らを「舎弟」と名乗らせては、ともに悪事をはたらいていた。事実、事件当時も被告の取り巻きとみられる未成年の少年と少女が、監禁容疑などで事件に携わったとして逮捕されている。
そんな内田被告の公判を控える間、NEWSポストセブンはある別の”舎弟X”とのトラブルに巻き込まれたという被害者から話を聞いていた。その内容とXの素行は、「姉貴分」である被告を彷彿とさせるものだった。【前後編の前編】
旭川市に住む女性はこう打ち明ける。
「うちの娘の由紀(仮名)が、Xという子からひどい暴行を受けて全治3週間のけがを負ったんです。彼女は内田梨瑚の”舎弟”を名乗っている有名な不良少女でした」
すでに明らかになっているとおり、内田被告の事件のきっかけはA子さんが自身のSNSに投稿したある画像だった。A子さんが第三者から引用した飲食店内の画像に、たまたま被告が映り込んでおり、それに”因縁”をつけたことで犯行に発展した。由紀さんも似たような原因で、”舎弟”であるXからトラブルに巻き込まれていた。
由紀さん本人が、告発の理由をこう訴える。
「私が暴行を受けたのは、事件から3か月後のことです。梨瑚さんのせいとまでは言いませんが、きっかけは似たようなものでした。Xさんは彼女の男友達が私に好意をもっていると思い込んで、理由も告げないまま私をボコボコにした。その後、SNSで脅迫まがいのこともしてきたんですよ。
下手をすれば殺されていてもおかしくなかった。当時は恐怖のあまり、薬を大量に飲んで自ら命を……ということまで試みたんです。それくらい辛かった」
由紀さんは数年前からXと面識があり、たまに遊ぶ仲だった。彼女によれば、Xは2022年頃から内田被告と関係をもつようになり、次第に取りまきの1人になったという。
「本当によく一緒にいる2人でした。印象的だったことといえば、梨瑚さんが捕まる前、インスタにツーショットで『これから一緒に仕事』みたいなストーリーが上がっていたこと。ホテルの部屋にいるような写真が続いて、最後の投稿では2人で1万円札の束を手に持って『仕事終わった』と書いてありました」(由紀さん)
実際にこのXは、内田被告のSNS(一部は削除済み)にたびたび登場している。事件前に投稿されたある写真には、被告と車内ではしゃぐXの姿が確認できる。