1月、札幌市中央区の20代の女性宅に侵入し、寝ていた女性に性的暴行を加えたうえ、スマートフォンやカード類などを奪ったとして、49歳の男が11日、逮捕されました。【画像を見る】懲役20年 出所後わずか半年で20代女性に性的暴行した男(49)男は強盗強姦などの罪で懲役20年の判決を受けて服役し、2025年6月に出所したばかりでした。
■住居侵入、強盗、不同意性交等の容疑
逮捕されたのは、美唄市南美唄町下の自称個人事業主・中島邦博容疑者(49)です。
中島容疑者は、1月8日午後11時ごろから翌日9日午前1時ごろまでの間、札幌市中央区にある共同住宅の1階に住む、面識のない20代の女性宅に窓ガラスを割って侵入。
寝ていた女性に性的暴行を加えたうえ、女性のスマホやカード類など14点(時価合計約9万1540円相当)を奪った疑いが持たれています。
警察によりますと、中島容疑者は女性対して工具のドライバーを突きつけ、「静かにしろ」などと脅迫し、犯行に及んでいました。
事件直後、女性から「寝ていたら知らない男に襲われた」と110番通報があり、事件が発覚しました。
■被害女性のカードを所持…「わからない」と容疑否認
事件から約2週間後、事態が動きます。
警察が、別の住居侵入・窃盗事件で逮捕された中島容疑者の余罪を捜査するなかで、今回の被害女性のカードなどが見つかりました。
警察は裏付け捜査を進め、11日午前に逮捕しました。
取り調べに対し、中島容疑者は「わからないので、弁解することもありません」などと話し、容疑を否認しています。
■出所したばかりの再犯…同様の罪繰り返す
逮捕された中島容疑者は、過去にも同様の事件を起こしていました。
過去の事件の裁判記録によりますと、当時28歳だった中島容疑者は、2003年、札幌市内のアパートなどに侵入。
当時13歳〜28歳の女性5人に性的暴行を加えて、現金などを奪ったとして強盗強姦などの罪で懲役20年の判決を受けました。
中島容疑者は、2025年6月まで服役し、出所した約半年後に同様の犯罪を繰り返したのです。
■当時、検察は無期懲役を求刑…懲役20年「軽すぎる」
2005年の裁判では、弁護側は「被告は心神喪失状態だった」などとして無罪を主張。
これに対して、検察側は「凶悪非道な事件で、有期懲役刑を選ぶ余地はない。法律上認められるもっとも重い刑で臨むべきだ」などとして、無期懲役を求刑していました。
判決の後、札幌地検は「懲役20年とした1審判決は軽すぎる。無期懲役が相当」と改めて訴え、控訴。
控訴、上告は棄却され、2006年に札幌地裁が言い渡した懲役20年の判決が確定していました。
警察は、中島容疑者にさらに余罪がないかなど慎重に捜査しています。