コインパーキング7年放置で300万円超 深刻化する「無法地帯」の実態 「止められ損」の被害者が泣き寝入り 放置車両撤去の「自力救済禁止の原則」という壁

「危ないで!逃げたらダメ!運転手さん!」

兵庫県警の警察官の声が夜の繁華街に響く。

日々、警察を悩ませ続ける違法駐車や放置車両の問題。【動画で観る】コインパーキング7年放置で300万円超 深刻化する「無法地帯」の実態ことし2月、兵庫県では衝撃的な事件が発生した。コインパーキングに約7年間車を放置し続けた男が逮捕され、その請求金額は300万円を上回ったのだ。

こうした事案は全国で相次いでおり、「newsランナー」が徹底取材を行った。
2月4日、神戸市灘区で起きた衝撃的な事件。

記者リポート:男はこちらの時間貸し駐車場に、なんと7年間に渡り、車を放置し続けたのです。

コインパーキングに車を停め続け、管理会社の業務を妨害した疑いで、運送業の男が逮捕された。

男が放置していた期間はおよそ7年間。請求金額はなんと323万8200円に上り、車は一度も動かされた形跡がなかった。

今、迷惑な違法駐車や放置車両の摘発に力を入れる兵庫県警。「newsランナー」は、その摘発の様子に密着した。
道路沿いにずらりと並ぶ車。これらはすべて違法に駐車や放置された車両だ。警察官は1台1台、車の状況を確認していく。

警察官:中に人が乗っていないか、ドアロックの状況などの確認。放置で車内が無人ということも確認。

そして開始から1時間、取材班は緊迫した場面に遭遇した。

警察が目を付けたのは、駐車禁止のエリアで客待ちをしていたタクシーだ。

警察官:逃げたらダメですよ。逃げたらダメダメ!逃げたらダメ!運転手さん危ないで!逃げたらダメ!なんで逃げようとするの!免許証、出して。

しかし警察官を無視して、車を発進させようとする運転手。「エンジン止めて、エンジン止めなさい!」という警察官の声が響く。

本来、横断歩道の前後5メートル以内は駐停車禁止だが、タクシーは禁止エリアで客待ちをしていた。

タクシー運転手は恨み節をぶつける。「(違反が)9点になるんで免停に…」「あなた方のおかげでもう会社辞めますわ。僕はもういないと思うので。今までやったら(違反)7点でなんとか会社ごまかせてたけど…、9点になるから…あなた方には関係ないでしょうけど」

しかし違反は違反。後日、反則金を払うことになった。

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