【独占告白】娘への“傷害致死” 母親(29)に無罪判決「一生消えないつらい日々」

7年前、幸せだった日常が突然崩れた。

判決の1週間前。
松本亜里沙さん(29)は、7歳になった長男・笑繫(えつ)くんと、夫の自宅でひとときを過ごしていた。
そこには、亡くなった長女・笑乃(えの)ちゃんの遺影もあった。

2018年7月、自宅でミルクを作っていた亜里沙さんは、背後で音を聞いたという。
「ここでミルクを作っていたら後ろの方で音がしたので、何かなと思って見たら、笑乃ちゃんが横向きに倒れていて。
こけただけと思っていたんですけれど、なかなか動かないので、そのまま笑乃の方に行ったんですよ」
生後11カ月だった笑乃ちゃんは、搬送先の病院で亡くなった。
よく笑う子だったという。

「自分達の子が一番かわいいよね、親バカよね、みたいな話はしょっちゅうするし、服を選ぶのがものすごく楽しかったです」
子どものころから「母になること」に憧れていた亜里沙さんにとって、待望の第1子だった。
笑乃ちゃんの死から3年6カ月後の2022年2月、亜里沙さんは傷害致死の疑いで逮捕された。

警察は、笑乃ちゃんの頭に「何らかの暴行」を加え死亡させたとし、複数の医師の見解からAHT=「虐待による乳幼児頭部外傷」に該当すると判断したという。

警察は「本件が確実に児童虐待による傷害致死事件である」と説明した。

しかし、亜里沙さんは一貫して容疑を否認。
翌月には起訴され、拘置所に収容された。

弁護側は8回にわたり保釈を請求したが、「罪証隠滅のおそれ」を理由にすべて却下。
保釈が認められたのは去年8月、逮捕から3年5カ月後だった。
塀の外に出たのは、3年半ぶり。

「3年半ぶりなのでうれしいです」
逮捕当時3歳だった長男は、小学生になっていた。
これまでアクリル板越しでしか面会できず、触れることはできなかった。

再会したとき、亜里沙さんは「笑繋大きくなったね」「ただいま」と声をかけ、息子は「おかえり」と応じた。

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