【AFP=時事】フランス当局は17日、先週起きた極右活動家殺害事件に関与した容疑で、極左国会議員の秘書1人を含む9人を逮捕した。検事と消息筋が明らかにした。【写真】「言葉は人を殺す」フランス政府、極右の若者撲殺事件で「極左勢力」非難被害者のカンタン・デランクさん(23)は12日に南東部リヨンの大学で行われた極左政治家の演説に対する極右の抗議活動の傍らで少なくとも6人から襲撃され、重度の脳損傷を負い、その後死亡した。
事件を受け、3月の地方選と2027年の大統領選を前に、フランスでは極右と極左の緊張がさらに高まっている。2027年の大統領選では、極右政党「国民連合(RN)」の候補者が勝利する公算が大きいと見られている。
リヨンのティエリー・ドラン検事は、容疑者4人の逮捕を発表。その後間もなくさらに5人を逮捕したと発表した。本件で逮捕された容疑者は計9人となった。
匿名を条件に消息筋が明らかにしたところによると、逮捕された9人のうち6人は暴行に直接参加、3人はほう助した疑いがある。
9人のうち7人は男、2人は女で、今後数日中にさらに逮捕者が出る可能性もある。
消息によると、最初に逮捕された4人の中には、極左政党「不屈のフランス(LFI)」に所属する国会議員ラファエル・アルノー氏の秘書も含まれていた。
これを受けアルノー氏は、この秘書を解雇すると発表した。【翻訳編集】 AFPBB News