米連邦保安局の職員が小型犬を蹴り飛ばす様子を捉えた動画が、物議を醸している。飼い主やSNS上から非難の声が上がる一方で、当局は「悪意からではない」と声明を発表した。【実際の映像】小型犬が職員に蹴り飛ばされる瞬間がこちら
米テネシー州メンフィスで2月4日、保安官らは建造物侵入と窃盗の容疑で逮捕状が出ていた男を、自宅アパートで逮捕した。
アパートの敷地で撮影された映像には、生後9カ月のミニチュア・シュナウザーが警察犬や隊員に近づく様子が確認できる。
別の角度から撮影された映像には、青い帽子をかぶった保安官が2度にわたって犬を蹴る瞬間が映っている。蹴られた衝撃で犬は高く跳ね上がり、鳴き声を上げた。
ミニチュア・シュナウザー「ヨシ」の飼い主で、逮捕された男の恋人であるホリングスワースさんは、テレビ局WMC-TVの取材に対し、警察当局への不信感をあらわにした。
「本当に怒りを感じました。犬は何もしていないのに、なぜあんなふうに蹴ったのでしょうか」
ホリングスワースさんによると、当時は保安官がドア付近をふさいでいたため、犬を捕まえに外へ出ることができなかったという。
腹部を蹴り上げられたヨシは肋骨を1本骨折するけがを負ったと、ホリングスワースさんは主張している。自身のSNSで「これは保護ではなく虐待です」と投稿し、怒りをあらわにした。
ホリングスワースさんの主張を受け、警察当局は地方テレビ局WREGに対し、声明を発表。
「最後の手段として瞬時に取った行動でした。制御不能で攻撃的な動物は公務を妨害し、安全を脅かす恐れがあります」
事故については、残念だったと見解を示す一方で、副保安官の行動は悪意から行われたものではなかったという。
動画はSNSで拡散され、「腹立たしい」など非難の声が上がる一方で、犬にはリードがついておらず、「飼い主は適切に犬を管理しておくべきだった」といった意見もみられた。