空き家を狙った盗みを繰り返したなどとして、鹿児島県警は10日までに、窃盗などの疑いで県内の男9人を逮捕した。6事案で現金13万円、貴金属や財布時価計160万3000円相当の被害が確認されている。2025年10~12月、薩摩半島全域で百数十件の被害を認知しており、このグループが関与したとみて捜査している。他にも関わった人物がいるとみられる。▶〈関連〉午前2時25分、防カメに映る2人。飼い犬の声に慌てて逃走した――“空き家”狙いの窃盗、前年の4倍に急増
逮捕されたのはいずれも鹿児島市吉野町の会社員、21歳の男、22歳の男、38歳の男、同市西陵4丁目の風俗店従業員の男(21)、同市東谷山2丁目のとび職の男(21)、姶良市平松の解体作業員の男(24)、いずれも鹿児島市の無職男(19)と解体作業員の男(22)=保釈中、日置市の配送業の男(21)=起訴猶予。
逮捕容疑は25年10月初旬から12月上旬までの間、2~3人で共謀し、鹿児島市や枕崎市の住宅街で、3軒の空き家に侵入し貴金属や現金を盗んだ疑い。未遂の容疑もある。鹿児島市のコンビニ店内で、落ちていた現金10万円入りの財布を盗んだ疑いも持たれている。
鹿児島西署によると、全て深夜から未明に起きた。車で移動し、昼に郵便受けや草の刈り具合などを下見していたとみられる。貴金属はリサイクルショップで換金し、借金返済などに充てた疑いがある。9人全員が互いに面識があるわけではない。匿名・流動型犯罪グループ(匿流)の関与は確認されていない。
10月以降、県内各地で被害届が出ていた。いちき串木野市の窃盗未遂容疑事件で目撃者からの110番があり、2人を逮捕。突き上げ捜査で7人も逮捕した。
同署の他、鹿児島中央、鹿児島南、枕崎、いちき串木野、姶良の5署、県警捜査1課が合同で捜査した。