【解説】相次ぐ高齢ドライバー事故 “踏み間違い”は若者も…事故多発に対策強化 危険運転防ぐには?

ビルの階段部分に早く手を寸前だった白い乗用車。運転していたのは80代の男性。地下駐車場への入り口と勘違いしたとみられています。

 先月、東大阪市のコンビニエンスストアでは、中学3年の男子生徒が車にはねられ、亡くなるという痛ましい事故。運転していた70歳の男は過失運転致死の疑いで逮捕され、その後、釈放されています。

 後を絶たない高齢者が運転する車の事故。
(中谷しのぶキャスター)
 事故原因としてよく挙げられるのが、アクセルとブレーキの“踏み間違い”なんですけれども、こちらのデータをご覧いただきたいと思います。死亡重傷事故で運転手の方が65歳以上の場合が約74%を占めているというデータがある一方で、軽傷を含めると34歳以下が約28%、つまり3割近くに上っているということです。
まず、踏み間違いがなぜ起こるのかというと、駐車料金の支払いの時や、駐車でバックする時に体をひねります、ひねると自分の軸がずれるので、中心がずれることで、ブレーキを踏んでいるつもりがアクセルを踏んでいる。そういったことが踏み間違いにつながるケースが多いということなんです。

 一方で、若い世代は運転技術がまだ未熟であったり、運転の慣れによる気の緩みで、こういったことが起こりやすい。

 さらには踏み間違いが起きやすいケースは、シートを下げすぎてペダルから距離が遠い場合、そしてサンダルや厚底靴などを履いている場合も起きやすいので、安全運転義務違反の恐れもあるということで、十分ご注意いただきたいと思います。
実は2年後から、このような制度が始まります。2028年から「踏み間違い防止装置を搭載義務化へ」ということです。搭載義務の対象になるのは、“オートマ車”、新車などに対してということです。1〜1.5メートル先に障害物があった場合に、アクセルを踏もうとすると警告が鳴る、そういうものを搭載するよう義務化されるということです。

 踏もうとすると減速して、衝突しないような、そういう装置を義務化するということなんです。ただし、完全なものではなくて、例えばガラスやフェンスなどはアラーム警告が作動しにくい場合も考えられるということです。

 こういう技術もうまく活用しながら、自分ごととして一度考えるきっかけにしていただきたいと思います。

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