【独自】トクリュウ“闇アプリ”に警察の捜査情報が漏えい疑い…暗躍するスカウト組織の実態 現役メンバーが明かす摘発逃れの巧妙な手口

警察の摘発を巧妙に逃れる“闇アプリ”が存在することが、FNNの取材で分かった。風俗業界を中心に活動する国内最大級のスカウトグループ「ナチュラル」が使用する非公開アプリには、違法な求人情報や捜査対策マニュアル、さらには警察内部の捜査情報と思われる投稿までが共有されていた。摘発逃れの実態と、“必要悪”とされるスカウトの存在。夜の街の構造は変わり得るのか――。【画像】暗躍するスカウト組織の“闇アプリ”などを見る
「探していたのは、このアプリですよね?」

柔和な雰囲気をした若い男性が、記者に差し出したiPhoneの画面には、黒地のアプリアイコンが表示されていた。アプリ名は「Chat Alpha」。アイコンをタップすると、ニュースサイトが開いた。

「普通のニュースアプリに見えますが・・・・・・」と記者が漏らすと、男性はニヤリと笑い、指先を画面に滑らせた。
再び手渡された画面には、異様な文言が並んでいた。

“家宅捜索時には証拠隠滅を”“警察には携帯の暗証番号を教えない”

そこには、警察の捜査をかわす方法が記されたマニュアルが表示されていた。

「摘発されないよう必死ですからね」。そう笑う男性からiPhoneを受け取り、記者はしばらく画面を読みふけった。しかし、男性がぽつりと漏らした言葉に、思わず顔を上げた。

「うちの“会社”は、警察当局からもリーク情報を得ていますよ」

視線が合った男性の表情は、どこか記者の動揺を楽しんでいるかのようだった。

FNNはこの男性――、「匿名・流動型犯罪グループ」(トクリュウ)に認定されている国内最大級のスカウトグループ「ナチュラル」の現役メンバー、と交渉を重ね、メンバーのみが使用を許されたアプリの実態を独自に取材。違法な求人情報のほか、“脱法マニュアル”ともいえる文書の数々を確認した。

その過程で、警察当局の捜査情報がトクリュウ側に漏えいしていた疑いがあることも判明。摘発逃れに利用された可能性があることも明らかになった。

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