退職代行サービス、「モームリ」の運営会社の社長らが、依頼者を弁護士に紹介し、報酬を受け取っていたとして、逮捕されました。元社員は、社長が違法と認識した上で口止めをしていたと話しています。【画像】退職代行「モームリ」社長ら逮捕 サービスのどこが問題か
「退職代行モームリ」とは、依頼者の代わりに勤務先に退職の意向を伝えるサービスです。
「退職代行モームリ」運営会社「アルバトロス」社長 谷本慎二容疑者
「退職成功率は100%を維持しております」
――弁護士の監修を受けている
谷本慎二容疑者
「2名の弁護士の監修を受けています」
その提携する弁護士に依頼者を紹介。違法に報酬を受け取っていたとみられています。
3日、弁護士法違反の疑いで「退職代行モームリ」の運営会社の社長・谷本慎二容疑者と、妻で役員の志織容疑者が逮捕されました。
弁護士資格を持たない人が報酬目的で弁護士に仕事を紹介する行為は、法律で禁止されています。
警視庁によりますと、2人は2024年7月から10月にかけて、6人の退職依頼者を提携する弁護士に斡旋。その紹介料として、1人あたり1万6500円の報酬を受け取った疑いが持たれています。
斡旋された6人は、団体交渉権のない公務員などトラブルが生じやすい人たちだったということです。
元従業員に話を聞きました。
退職代行モームリ 元従業員
「入金されているのか確認したところ、弁護士事務所から入金されていた」
――キックバックを提案していたのは
退職代行モームリ 元従業員
「モームリ側から顧問弁護士に提案したのは、メールの中に記載されています」
サービスが始まった2022年、提携する弁護士に志織容疑者が送ったとみられるメールには…
「公務員からの依頼があった際に当社より○○弁護士を紹介し、紹介料として当社に3割頂くといったような契約をすることは出来たりしますでしょうか?」
退職代行モームリ 元従業員
「モームリの方から紹介料の3割キックバックをいただけませんかと、顧問弁護士の事務所から紹介者に対して紹介料を支払うことは違法になるので、『別の名目でお支払いしますよ』とやり取りをしているのは把握しています」
谷本容疑者らは違法であることを知りながら、実態のない労働組合への賛助金名目で、弁護士側から報酬を受け取っていたとみられています。