本人に代わって勤務先に退職の意思を伝える「退職代行モームリ」の利用者を弁護士に有償であっせんしたとして、警視庁保安課は3日、弁護士法違反容疑で、運営会社「アルバトロス」(横浜市)社長谷本慎二(37)、妻で従業員志織(31)両容疑者を逮捕した。【ひと目でわかる】「退職代行モームリ」を巡る事件の構図捜査関係者への取材で分かった。
同課は昨年10月、同法違反容疑で同社や提携先の弁護士事務所などを家宅捜索。押収資料の分析や、関係者の事情聴取など行ってきたが、容疑が裏付けられたとして逮捕に踏み切った。
ホームページなどによると、同社は2022年2月設立で、同年3月からサービスを開始。退職したい利用者の意思を、同社社員が代行して勤務先に伝えていた。正社員の退職は2万2000円で依頼を請け負い、365日24時間対応可能とうたっていた。
同社は家宅捜索を受けた際、「顧問弁護士との契約を解除し、役員の体制を見直す」とのコメントを発表していた。