精神科医で父親の田村修被告(62)の控訴審判決で、札幌高裁は1月27日、懲役1年4か月・執行猶予4年とした1審を破棄し、懲役1年・執行猶予3年に減刑した有罪判決を言い渡しました。4つの罪全てが成立すると主張していた検察側の控訴を棄却しました。
この事件は2023年7月、ススキノのホテルで当時62歳の男性が頭部を切断された状態で見つかり、田村瑠奈被告ら親子3人が逮捕されたものです。
修被告は、娘の瑠奈被告による殺害や自宅に頭部を遺棄することを手助けするなどした4つの罪に問われましたが、一審の札幌地裁は、殺人と死体領得のほう助の罪は認めず、死体遺棄と死体損壊のほう助の罪で懲役1年4か月・執行猶予4年の有罪判決を言い渡しました。
この判決に検察、弁護側双方が控訴。検察側は1審で認められなかった殺人ほう助の罪などの成立を、弁護側は全面無罪をそれぞれ主張していました。
27日の札幌高裁の判決に修被告は姿を現しませんでした。
なお、母親の浩子被告(63)も札幌地裁で言い渡された懲役1年2カ月・執行猶予3年の有罪判決を受けて控訴していて、控訴審判決は2月19日に言い渡されます。
一方、娘の瑠奈被告は札幌地裁が精神鑑定を行っていて、裁判の見通しはまだ立っていません。