水戸市のアパートで昨年12月、住人のネイリスト小松本遥さん(31)が殺害された事件で、小松本さん方にあったぬいぐるみの中から、殺人容疑で逮捕された元交際相手の大内拓実容疑者(28)のスマートフォンに位置情報を送る発信器が見つかったことが、捜査関係者への取材でわかった。
大内容疑者のものとみられる乗用車が、事件当日より前に現場付近の防犯カメラに映っていたことも判明。茨城県警は、大内容疑者が発信器で小松本さんの住居を特定し、周辺を下見して計画的に襲った可能性があるとみて調べている。
捜査関係者によると、ぬいぐるみは事件の数日前、送り主が大内容疑者とは分からない状態で小松本さんの関係先に届き、その後は小松本さん方に保管されていたという。
県警によると、大内容疑者は2024年に一時期、小松本さんと交際していたといい、25年夏頃から電話やSNSなどで連絡を取ろうとして拒否され、秋頃からは小松本さんの居場所を知人に聞いて回るなど、ストーカー行為をしていたという。小松本さんは事件4日前、電話で水戸署にストーカー相談窓口を尋ねていた。
また、県警が現場付近の防犯カメラの映像を解析したところ、事件前後の時間帯のほか、事件より前の日にも、大内容疑者の所有する乗用車と特徴の似た車が映っていたという。
大内容疑者は昨年12月31日午後5時20分~7時15分頃、小松本さんの首を刺したり、頭部を鈍器で殴ったりして殺害した疑い。「事実無根で、何も知らない」と容疑を否認している。