〈ハッピーニュー イヤー 今年も宜しくお願いします(ニッコリマーク)〉──SNSで男から送られてきたメッセージを見返し、飲食店勤務の40代女性は顔に恐怖を浮かべた。【写真】工藤さんの死亡直後か…松倉容疑者から届いた「新年の挨拶LINE」
「それまで全然LINEのやりとりはなかったんですよ。確か10か月前の去年3月に働いていたお店に彼が来てくれたので、退店後に『また来てね』とLINEはしました。でもそれも既読スルーだったし、それ以降は全くやりとりしていません。なので『なんで私に新年の挨拶?』って違和感がすごくあって……。事件が発覚してから、もうびっくりでしたよ。”アリバイ工作”で私にLINEしたのかな。どういう神経でLINEしてきたのか、本当に怖い」
北海道日高町のバーで、壁の内側から常連客だった看護師の工藤日菜野さん(28)の遺体が見つかった事件。北海道警は1月10日、死体遺棄容疑でこのバーの経営者、松倉俊彦容疑者(49)を逮捕した。工藤さんの死因は窒息で、首にはロープのようなもので絞められた跡があった。12月31日〜1月1日頃に亡くなったと見られている。
冒頭のメッセージは、1月1日︎12時13分頃、松倉容疑者から送られてきたものだった。
地元事件担当記者が事件を振り返る。
「工藤さんは昨年の大晦日から連絡が取れない状況になり、1月1日に祖母が門別署に行方不明届を提出していました。防犯カメラの映像などから、道警は松倉容疑者が関与しているとみて、3日以降、任意聴取を重ねていた。10日にはバーの壁の内側から工藤さんの遺体が見つかり、死体遺棄容疑で逮捕。容疑者は容疑を認めているといい、工藤さんの死についても何らかの事情を知っているとみて捜査を進めています」(地元事件担当記者)
松倉容疑者は妻子ある身で、一戸建てに居を構えていた。しかし一方で工藤さんと親密な仲だったようだ。近くで飲食店を経営している60代女性はこう振り返る。
「昨年8月に、うちのお店にまっちゃん(松倉容疑者)が一人で来店して、『(妻と)別れるつもり。うまくいっていないし、今は別居している』と言っていました。それで奥さんが実家に帰ってしまったようなんです。離婚を決意していたようなんですが、しばらくしてから、秋くらいなのかな……いつの間にか奥さんが自宅に戻って来ていた」
松倉容疑者は夫婦関係を再構築しようとしていたのだろうか。一方で自宅に帰りたがらない日もあったという。
「夫婦関係をやり直したんだなと思っていたんですけど、その後もまっちゃんと工藤さんは恋人みたいな感じだった。奥さんはまっちゃんのことをずっと疑っていたようですよ。あんな状態だったらそりゃそうよね。
しばらくして、まっちゃんがうちの店に来た時に『そろそろ閉めるよ』と伝えたら『まだ飲めないの? 家に帰らないで、店に泊まろうかな』って言っていたから、またうまくいってないのかなとは思っていました」(同前)
工藤さんが行方不明になる直前、女性の飲食店で働くスタッフとその夫が容疑者らと会っていたという。
「12月30日、まっちゃんと亡くなった工藤さんと、うちのスタッフ夫妻の4人で近くのスナックで飲んだようなんです。その時に、工藤さんはうちの女性スタッフだけに『明日、彼氏と2人で会うんです』って話したと聞きました。この彼氏というのはまっちゃんのことだと思います。関係も関係ですからね……松倉さんと言わずにあえて彼氏と言ったんだと思います
日付が変わって31日午前2時頃、4人は別の店に移動したようだ。