姉・ひで子さんの願いは届くのか…袴田巖さんの再審無罪判決から1年 全国各地で”再審法”改正訴える 90歳を超えた今なお1年間に講演40回以上

袴田巖さんに無罪判決が言い渡されてから9月26日で1年です。袴田さん、そして姉のひで子さんとってどのような1年だったのでしょうか?袴田巖さん再審無罪判決から1年…拘禁生活の影響で今も意思疎通は難しく 姉・ひで子さんは再審法改正を求めて今も闘いの中「命ある限り頑張っていく」 “真の自由”つかむも国家権力に奪われた58年の代償大きく
記者:
体調はいかがですか?

袴田巖さん:
闘いに勝てばそれでいいって言うよね

袴田巖さん(89)。

1年前のきょう、“真の自由”を手にしました。

袴田巖さんの姉・ひで子さん:
外で皆さんから「よかったね」と言ってもらう、その雰囲気をつかんでいる。だからだいぶ明るくなった。表情が良くなった、柔らかくなった。心配もしなくていいし、肩の荷が下りてのんきなもの

姉・ひで子さん(92)。

弟を見守り続けています。
1966年、当時の静岡県清水市で一家4人が殺害された事件。

袴田さんは犯人として逮捕され、死刑判決を受けました。

しかし、2024年9月26日。

落合健悟 記者:
無罪です。たったいま無罪が言い渡されました

やり直しの裁判で静岡地裁が言い渡したのは無罪判決でした。

姉・ひで子さん(2024年9月26日):
裁判長が「主文・被告人は無罪」と言ったのが神々しく聞こえたの。感激するやら、うれしいやらで涙が止まらなかった
30歳で逮捕された袴田さんは89歳になりました。

姉と2人、浜松市の自宅で支援者からのサポートを受けながら静かに暮らしています。

あの日から1年。

1人の市民として様々な権利を取り戻しています。

2024年10月の衆院選では44年ぶりに選挙権が回復し1票を投じました。

また、元死刑囚を対象にした特例法により国民年金も受給もできる見通しです。

姉・ひで子さん:
死刑囚ではなくなったということを自覚してもらうつもりで選挙にも行った。そういう所にけじめ、死刑囚ではなくなったという実感は沸いている。拘禁症というものも治らないだろうが軽くなるように、だから巖を自由にしておくのが一番の薬だと思う。だから、いらないことを言わないで巖のなすがままにして、それで今のところ生活している。私は見守るだけ

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする