イラン各地で政府に抗議デモ、少なくとも50人死亡…体制側「米国やイスラエルがデモ扇動」

【カイロ=西田道成、ワシントン=池田慶太】イラン各地で政府への抗議デモが9日も続き、人権団体のまとめでは、治安部隊との衝突によるデモ参加者の死者が少なくとも50人に上った。体制側は、米国やイスラエルがデモを扇動しているとして「断固たる対応」を取ると表明しており、弾圧が強まる可能性がある。
米欧の経済制裁を受けるイランでは、経済悪化や物価高騰に歯止めがかからず、昨年12月28日に首都テヘランで抗議デモが始まった。1月8日からは広範囲でインターネットがつながらない状態で、デモの呼びかけや情報の拡散を警戒する当局の措置とみられる。
人権団体のニュースサイト「HRANA」は9日、治安当局は銃や催涙ガスを使って鎮圧に当たり、これまでにデモに参加した民間人50人、治安当局者ら15人が死亡し、逮捕者は2300人を超えたと伝えた。
米国のトランプ大統領は9日、イラン政府が民衆の弾圧を始めれば「我々は関与する。徹底的に打撃を与える」と記者団に語った。

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