山中正裕容疑者社長殺害疑い 部下で同級生の男逮捕 “飲みに行く仲”だったが…「不満があった」

東京・大田区のマンションで40代の男性が殺害された事件で、警視庁は9日深夜、男性が経営する会社に勤務する営業部長の男を殺人容疑で逮捕しました。【画像】容疑者が感じた“不満”とは 「感謝の気持ちがないことや…」
黒いダウンを着て、カメラを気にする男。神妙な面持ちで真っ直ぐに車へと向かいます。

山中正裕容疑者(45)
「社員に対する感謝の気持ちがないことや言葉遣いの悪さに対して不満があった」

 9日午後10時前、殺人の疑いで逮捕されたのは、殺害された男性の会社に勤める山中正裕容疑者です。大田区のマンションで殺害されたのは、イベントの音響や照明の整備会社の社長、河嶋明宏さん(44)。

 河嶋さんは、3階にある自宅で血を流して倒れていて、死因は首を刺されたことによる失血死の可能性があります。

 山中容疑者と河嶋さんをよく知る知人はこう話します。

「2人はしょっちゅう一緒に飲みに行っていた」

 捜査関係者によると、2人は高校の同級生とみられ、河嶋さんから誘われて4年前から同じ会社で働き始めたといいます。
マンションの共用部から血痕のようなものがついた足跡が見つかりました。部屋の玄関を出た外廊下、そして非常階段の辺り、さらに1階などにも足跡が残されていたということです。

 玄関も窓も鍵がかかっていたため、密室ともいえる状況だとされていましたが。9日、玄関の内側に部屋の鍵が落ちていたことが明らかになりました。

山中容疑者
「玄関にあった鍵で鍵をかけ、郵便受けから投函(とうかん)した。発見を遅らせるために鍵を閉めた」

 そもそも、山中容疑者が浮上したきっかけは“被害者マンションの防犯カメラに映っていたこと”でした。

 河嶋さんが帰宅したとみられるのは遺体が見つかる前日の7日午後6時40分ごろ。山中容疑者はその1時間前の午後5時40分ごろマンションに入り、マンションに入ったおよそ2時間後の午後7時30分ごろに出ていく姿が防犯カメラで確認されていました。

山中容疑者
「午後5時ごろから3時間ほど散歩し、午後8時からは友人と食事をした」

 逮捕前は「散歩」と説明していたものの、実際に向かったのは河嶋さんの自宅。捜査関係者によると、河嶋さんに日ごろからの態度について意見をしようとマンションを訪れたといいます。

 山中容疑者が意見をいうと、河嶋さんが激しく怒り始め、揉み合いに。脅すために自宅から持ってきた果物ナイフのような刃物で首や太ももを刺したと供述しています。

 河嶋さんの体には10カ所以上もの刺し傷があったことも、9日、新たに分かりました。

 凶器と見られる血痕のようなものが付着した刃物は、山中容疑者が以前住んでいたマンションのゴミ集積場から見つかりました。同じ場所からは、衣類やスニーカーなども見つかっていて、スニーカーには血痕のようなものがついていました。

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