“盗撮教員グループ事件” 評判の裏でなぜ先生は盗撮に手を染めたのか【#3】

2025年に世間に衝撃を与えた“盗撮教員グループ事件”。
SNSで児童の盗撮画像を共有したとして逮捕されたのは、現役の教員7人でした。教育現場の信頼が揺らぐ事態となったこの事件を全4回のシリーズとしてお届けします。【第1回を読む】“盗撮教員グループ事件” どのように集まり、盗撮に手を染めていったのか3回目は、高い倫理観が求められている教員が、なぜ守るべき子どもを裏切っていたのかについて探ります。逮捕された教員について取材する中で聞こえてきた評判は、「信頼は厚かった」「すごくいい先生」などと、悪いものばかりではありませんでした。“いい先生”という評判の裏に何があり、なぜ学校は盗撮現場になってしまったのか。私たちは、盗撮で懲戒免職になった経験を持つ元教員に話を聞きました。
<自分が失ったもの、うばったものの大きさを感じる。あの子たちの笑顔をうばったのだ。失ったのだ。一緒に泣いて笑ってすごしてきた生徒たちとの関係をすべてうちくだいたのだ>

これは、教員が最後のクラスルームを振り返って書いた日記の一部です。

日記を書いたのは、生徒や同僚の女性教員への盗撮行為で懲戒免職になった元教員の男性。「ぬっぺふ」という名で活動をしています。

記者:
「教員を辞めるときは、辞めたくない気持ちだった?」

生徒や同僚の女性教員への盗撮で懲戒免職 ぬっぺふ:
「そうですね。学校はやっぱ好きじゃなきゃ続かないですよ。生徒と一緒に青春を過ごすことだとか、そこにちょっと関われることとか、授業っていう自分が好きなものを通じて、彼らに何かしらの種をまくことができるとか、そういうことっていうのは、やっぱり好きだからそこから離れられないわけですよね」

教員のやりがいを語る男性に、日記とともに見せてもらったのは、教員時代の写真や授業用のノート。体育祭で撮影したという集合写真には、体操服の生徒たちに並んで、ジャージを着た今よりも若い男性が笑顔で映っていました。また、ノートには授業で使用したプリントが丁寧にのり付けされ、赤ペンで細かく板書の内容が書き込まれているところに、几帳面さがうかがえます。これだけを見ると“いい先生”であったと思われる男性は、なぜ盗撮をしてしまったのでしょうか。

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