「生きたまま切り刻まれた」という証言も…ドラッグ漬けにされた19歳女性『バラバラ殺人事件』“後味の悪い”その後(海外の事件・平成23年)

〈スポーツバッグから出てきたのは“19歳女性のバラバラ死体”…「クスリ漬け」にされた彼女に何が起きた(海外の事件・平成23年)〉 から続く【ー衝撃画像ー】生きたまま切り刻まれた…スポーツバッグから「バラバラの状態」で出てきた19歳女性【なぜクスリ漬け】19歳女性の遺体から検出された大量の薬物、そして「生きたまま切り刻まれた」という衝撃的な証言。警察は人身売買組織の関与を疑い、2人の男を殺害容疑で逮捕する。しかし……。今なお真相が闇に包まれた古今東西81のコールドケースを扱った文庫『 読んで震えろ! 世界の未解決ミステリー 』(鉄人社)より一部抜粋してお届けする。(全2回の2回目/ 最初から読む )

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さらに、検死官はカリーナが生きたまま体を切り刻まれた可能性があることも言及。それが単なる可能性ではなく事実であると証言する女性まで現れた。その女性が警察に語ったところによれば、知り合いのスマートフォンに残された動画で、生きているカリーナが切り刻まれる様子を見たという。スマホの持ち主はルイス・ルイーズ(同37歳)。

 過去に犯罪歴があり、違法薬物の販売以外に、他人に売春をさせて金を搾取する人身売買に関与、複数の殺人事件にも関係していると疑われていた男だった。
2012年7月22日、警察はルイスをカリーナ殺害容疑で逮捕する。そしてもう1人、同じくカリーナの殺害に関与したとして逮捕されたのが、以前ルイスと同じ人身売買組織に属していたジミー・マッシー(同33歳)。このときすでに別の罪で刑務所に収監されていたが、同じ房にいた受刑者2人が、カリーナを殺したのは自分だと自慢げに話しているジミーのことを密告したのが逮捕のきっかけだった。

 警察の見立てはこうだ。
ルイスとジミーは人身売買による違法な売春グループを組織し、女性たちに1日に何度も客を取ることを強制していた。その中にカリーナもいたが、彼女はそんな生活に耐えきれず組織から逃亡。しかし、ほどなく見つかり、自分たちの言うことを聞かないとこんな目に遭うと他の女性への見せしめのため残虐な方法で殺害した――。

 確かに辻褄の合う組み立てではあるが、カリーナが生きたまま切断されるところを撮影したとされる動画はすでに削除されているのか、ルイスのスマホやパソコンに残っておらず、2013年、警察は事件に結びつける確実な証拠が見つからないとして全ての容疑を取り下げる。
釈放されたルイスは不当に逮捕され、拘束中にも人権を侵害するような取り調べを受けたとして警察当局を提訴、5万ドル(当時の日本円で約500万円)の保証金を受け取った。

 その後、警察は1万ドルの懸賞金を設け情報の提供を呼びかけ、さらに2018年には匿名の寄贈者により懸賞金は5万ドルまで引き上げられたが、犯人逮捕につながる有力な情報は寄せられず、2025年9月時点でも事件は未解決のまま宙吊りになっている。

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