「息子のタブレットに変な画像が…」小6の親から相談→教師が愕然としたトンデモない写真とは?

SNSや情報端末の普及により、児童ポルノ事犯の低年齢化が進んでいる。しかも、児童が被害に遭うだけでなく、加害者側にまわるケースも激増しているという。犯罪を犯している意識なく、いたずら感覚で性加害を行う小中学生の現状に迫る。※本稿は、作家の石井光太『傷つけ合う子どもたち 大人の知らない、加害と被害』(CEメディアハウス)の一部を抜粋・編集したものです。【この記事の画像を見る】● 10代の子どもが児童ポルノの 加害者となる時代に

 近年の児童ポルノの傾向は、基本的には大人が子どもをだまして行っていることです。つまり、加害者は若い子に性的欲求を持つ成人たちでした。

 しかし、現在起きている児童ポルノ加害の実態を知る上で、絶対に知っておかなければならない重要なことがあります。

 児童ポルノが主にSNSを使って行われるようになったことによって、被害児だけでなく、加害者までもが低年齢化しているのです。

 それを示すのが図13です。

 わずか10年の間に、加害者に占める10代の割合が大幅に増加しているのがわかるでしょう。しかも、大学生や社会で働いている有職者より、中学校や高校に通っている子どもによる加害が主で、実に全体の8割近くに及んでいるのです。
そう、現代の児童ポルノでは、子ども自身が被害者だけでなく、加害者になる可能性があるのです。そしてそれは年齢や性別にかかわらず起きることなのです。

● 友達の着替え盗撮を拡散し 逮捕された女子中学生

 年齢や性別にかかわらないとはどういうことなのか。実際に起きた事件を2つ紹介しましょう。

 1つが京都で起きた同性間での事件です。

 犯人は18歳の男性でした。彼がSNS上で女性になりすまし、複数の男子高生にアクセスし、言葉巧みにだましてわいせつ動画を撮影させたのです。後日、それが露見したことによって、18歳の男性は児童ポルノ禁止法違反の疑いで逮捕されました。

 これは必ずしも、男性が自分より年下の女の子をターゲットにして行われるものだけが児童ポルノではないということを示しています。同性愛的な性的指向の下で、男性が意図的に男性をターゲットにすることがあるのです。

 もう1つが中学生によって起こされた事件です。

 加害者は中学校に通う女の子でした。彼女は知人の男性と共謀して、同級生の女の子の着替えを撮影したことによって逮捕されました。事件が表面化した時にはすでに、この映像は知人の男性の手にわたり、児童ポルノの世界に拡散されていました。

 一度ネット上に投稿されてしまえば、警察に頼んだところで映像を完全に削除するのは困難です。それによって何十年と耐えがたい苦痛を受けなければならない人もいます。これは、中学生の女の子であっても加害者になりえることを示す例です。

 こう見ていくと、うちの子は女の子だから加害者にはならない、とか、うちの子は男の子だから被害者にはならない、といった考えが誤った思い込みであることがわかるでしょう。

 今は性別や年齢に関係なく、加害者になりうる時代なのです。

● 小学生の悪ふざけには 性的な要素が紛れ込む

 それでは一体、どのようなプロセスで子どもが児童ポルノの加害者となるのでしょうか。ここではそのプロセスの代表的な一つ、「スマホを使った悪ふざけ」について見ていきます。

 子どもであれば、悪ふざけをするのは自然なことです。ただ、子どもの年齢によって、その悪ふざけに性的なことが入ってくるのかどうかが違ってきます。

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