Netflixで今すぐ観られるおすすめ海外ドラマ・ドキュメンタリー24選

ついに大団円を迎える『ストレンジャー・シングス』から、一世を風靡した名作ドラマ、ニッチなドキュメンタリーまで、Netflixならではのラインナップから、『GQ』がおすすめのシリーズを紹介。【視聴リンクあり】Netflixおすすめ海外ドラマ・ドキュメンタリー24選
ソファでくつろぎながらNetflixをスクロールし、その日観たい映画やドラマを探そうとする。しかし、膨大なタイトルの数に圧倒され、次第に自分でも何が観たいのかわからなくなってくる。典型的な選択麻痺だ。指先ひとつで何だって選べるのに、いったいどこから手をつければいいのだろうか?

Netflixには何でも揃っている。スポーツドキュメンタリーのような、自分の運動不足を実感してしまいそうなものから、実録犯罪ドラマのような、寝る前にドアの鍵がちゃんと閉まっているか気が気でなくなるものまで。

そんな選択の手間を省くため、Netflixで今すぐ観られるおすすめのシリーズを社会派ドラマ、ロマコメ、アニメ、ドキュメンタリーなど、あらゆるジャンルからピックアップした。一気見したくなる最新作から再鑑賞に耐えるお気に入りの作品まで、今日から楽しみになる一本が見つかるかもしれない。

Netflixで今すぐ観られるおすすめ海外ドラマ・ドキュメンタリー24選

■『ストレンジャー・シングス 未知の世界』

Netflix屈指のヒットシリーズのひとつ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』が、2025年11月27日に始まったシーズン5でいよいよ完結する。すでに配信されている4エピソードに続き、12月26日午前10時には第5話から第7話、そして2026年1月1日午前10時には最終話となる第8話が公開される。

『スタンド・バイ・ミー』や『IT』などのスティーヴン・キング原作作品はもちろん、『グーニーズ』などのスティーヴン・スピルバーグ関連作、ジョン・カーペンター監督作品など、80年代クラシックのオマージュに満ち溢れたノスタルジックなSFホラーは全世代の心を掴んだ。しかし、本作の魅力のひとつは、様々な引用や緻密な物語はもちろんのこと、主役を演じる少年少女たちの成長を間近で見届けられる点にある。シーズン1ではまだ幼さの残る子どもたちも、やがてティーンエイジャーとなり、今ではすっかり大人となった。シリーズの完結を機に、またシーズン1から見直していくのも良さそうだ。

■『特別捜査部Q』

デンマークの人気小説をベースに、スコットランドに舞台を移した武骨な警察ドラマ。新設部署のトップに任命されたのは、過去のトラウマに苛まれるマーク主任警部(マシュー・グード)。彼の任務は主に、部署の低下した評判を挽回するためのPR戦略として数年前の未解決事件を解決すること。そんな彼は、フェリーから消えた検事を巡るあるひとつの事件に注目する。しかしそれは、誰もが想像した以上にダークな展開を見せていく。

■『セイレーンの誘惑』

超富裕層向けの謎めいたリゾートを運営するウェルネス導師をジュリアン・ムーアが演じる、文字通りの“カルト的”なダークコメディ。億万長者であるムーアの秘書として島で新たな人生を歩む女性を新“スーパーガール”のミリー・アルコックが、彼女をムーアの心理的な支配から解放しようとする姉をメーガン・フェイヒーが演じる。両者の間で緊張が高まっていくが、事態はやがて思わぬ方向へ転がっていく。『ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾート』や『理想のふたり』を思わせる要素もちりばめられた、日曜の午後を楽しく過ごすのにぴったりの作品だ。

■『Dr.HOUSE』

イギリスのコメディアン、ヒュー・ローリーを2000年代のアメリカで最も高収入のテレビ俳優のひとりにした『Dr.HOUSE』。彼が演じる主人公グレゴリー・ハウスは天才だが人間嫌いで、患者への気遣いが皆無といえる医師である。彼の態度は患者から疲れ果てた同僚まで、周囲の人間の神経を次々と逆撫でしていくが、必ず謎の病因を突き止め、危機を救い命を救うさまが痛快だ。重厚なドラマというよりは病院を舞台にしたソープオペラ的要素が強いが、同種のドラマの多くに比べ遙かに質が高く、ローリーの演技によって一段と格上げされている。

■『フォー・シーズンズ』

1981年に公開されたアラン・アルダ監督・主演のロマンティックコメディ映画『四季』を下敷きにした『フォー・シーズンズ』は、『サタデー・ナイト・ライブ』出身のコメディアンで『ミーン・ガールズ』の脚本家でもあるティナ・フェイがクリエイターを務める中年のコメディドラマ。毎年4回、一緒にホリデーを過ごす裕福な3組のカップル。そのうちの1組が離婚をしたことで、長年の仲良しグループ全体の関係性に亀裂が走ってしまう。『ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾート』のようなドラマチックなコメディが好きな人にはオススメだ。

■『アドレセンス』

この作品が世界中で大きな話題を巻き起こした理由も、一度観始めれば一目瞭然だ。1話がひとつなぎのワンショットで撮影された4話構成のドラマで、主演のスティーヴン・グレアムが本作で脚本家デビューを果たしている。彼は同級生の少女を殺害した疑いで逮捕された10代の少年(オーウェン・クーパー)の父親を見事に演じ、事件の進展を丹念に描いてみせた。これは、現在の子どもたちとその親の世代間ギャップをぞっとするほど率直に切り取った作品である。そしてもちろん、観た誰もが口を揃えて言うように、実に素晴らしい作品でもある。

■『トキシック・タウン』

イギリスの『エリン・ブロコビッチ』とも評される、実際に起きた環境汚染事件を題材にした心揺さぶる実話ドラマ。舞台はイギリス中部の町コービー。町の活性化を進める自治体の再開発計画により、旧製鉄所跡地で発生した大気汚染が深刻化し、新生児の四肢の先天性障害発生率が全国平均の10倍に達する。母親たちによって起こされた訴訟はその後、大気汚染と障害の関連を認めた世界初の判決に発展していく。

■『ブラックホーク・ダウンを生き延びて』

この新作ドキュメンタリーの題材となった顛末は、リドリー・スコット監督の劇映画『ブラックホーク・ダウン』(2001年)ですでにご存じかもしれない。ソマリア内戦中にモガディシュで撃墜されたアメリカ軍ヘリコプターについて追った本作の見どころは、その事実解明の緻密さにある。乗員たちの証言によって、劇場用映画では描かれなかった、そしておそらく描けなかったであろう事実が明らかにされていく。戦争の不条理な残酷さを率直に暴く、衝撃的な実録作品だ。

■『ボージャック・ホースマン』

最初は大人向けのちょっとふざけたアニメで、若いオーディエンスにもまあまあ通用しそうといった感じだが、一度視聴者の心を掴むと物語は遙かにダークな領域へと進んでいく。タイトルの「ホースマン」こと主人公は落ちぶれた映画スター。ウィル・アーネットが素晴らしい声優ぶりを披露している。ゴーストライターによる回想録の出版でハリウッドに復帰しようと試みる彼に、業界の内外から邪魔が入るさまが喜劇的かつ悲劇的だ。

■『アップルサイダービネガー』

オーストラリア発のリミテッドシリーズ。本作でのケイトリン・デヴァーの演技は注目に値する。彼女が演じるのは、がんを患ったと偽り、科学的裏付けのない一連の食事療法と代替医療によって病気を治したと主張し、それらを顧客に売りつけたウェルネス系インフルエンサー、ベル・ギブソン(残念なことに実在の人物だ)。Netflixには詐欺師を題材にしたシリーズは数多いが、その系譜に連なる最新版となる本作も視聴者を夢中にさせている。

■『マイケル・ジョーダン: ラストダンス』

欧州ラグビーの強豪6カ国を追った『シックス・ネーションズ: フルコンタクト』の急な打ち切りで、優れたスポーツドキュメンタリーシリーズに飢えているなら、本作こそまさにその基準を満たす作品といえる。マイケル・ジョーダンがシカゴ・ブルズで過ごした1997-98年の最終シーズンにフォーカスした本作は、ジョーダンの人間味溢れるエピソードと専門的な分析を程良く織り交ぜ、バスケットボールに詳しくない人にも彼の非凡さが十分伝わるようになっている。

■『ナイト・エージェント』

ホワイトハウスにスパイが潜入している──。ガブリエル・バッソ演じるFBIエージェント、ピーター・サザーランドがその正体を暴くべく奔走する。内部では彼を疑う者もいれば、潔白を信じる者もいる。スケールの大きな、テンポの良いアクション満載の作品で、政治的な陰謀と恋愛要素も絡む盛りだくさんのシリーズだ。特殊エージェントものが好きなら、間違いなく気に入るだろう。

■『アメリカ、夜明けの刻』

アメリカの開拓時代を舞台にした重厚な西部劇。飽くなき領土の拡大を駆り立てた残忍な貪欲さを描き出すのは、『レヴェナント: 蘇えりし者』や『ツイスターズ』の脚本家マーク・L・スミス。テイラー・キッチュとベティ・ギルピンが主演を務める本作は、巨額の予算が投じられた大作だ。同じく西部を舞台にした『イエローストーン』や『レヴェナント』のファンはもちろん、壮絶な戦闘シーンを求める観客も満足させること間違いなし。

■『カンク・オン・アース 〜フィロミナ・カンクとお勉強〜』

ダイアン・モーガン演じるレポーター「フィロミナ・カンク」が案内人を務める疑似ドキュメンタリーシリーズ。人類のこれまでの歩みを皮肉交じりに、しかしわかりやすく解説する。彼女が専門家たちに真顔で投げかけるおかしな質問の数々はときに相手の笑いを誘うが、顔を引きつらせるだけに終わることもある。最初はイギリスでの人気に留まっていた本作だが、今やフィロミナ・カンクの知的好奇心の旅は、世界中で笑いを巻き起こしている。

■『アイ・アム・ア・キラー ~殺人鬼の独白~』

死刑囚たちが自らの犯した罪を語るドキュメンタリーシリーズ。今や彼らの人生を定義するものはただひとつ。しかしその背後には個々の物語と境遇、そしてひとりの人間の人生があることを浮き彫りにしていく。このシリーズは被害者と殺人者いずれかの立場を取るものではなく、むしろ社会と制度の欠陥を暴くものだ。また、犯行から数十年経った今、人々が自らの行いという重荷とどう向き合っているかについて、興味深い洞察を投げかける。

■『ブレイクスルー』

スカンジナビアの犯罪ものに皆がハマっていた頃を覚えているだろうか。スウェーデン発の『ブレイクスルー』がそのブームを再び巻き起こすかもしれない。2件の未解決殺人事件から16年後、系譜学者と捜査官のコンビが迷宮入りを阻止しようとする。字幕を読むのが苦手な英語圏の視聴者をも釘付けにする、陰鬱かつ骨太のドラマだ。

■『ヴァージンリバー』

このこぢんまりとしたラブコメは、シーズン6の配信開始でますます脂がのってきた。つまり、まだ観たことがないなら、Netflixで大量のエピソードがあなたを待ち構えているということである。主人公は看護師のメリンダ。ロサンゼルスの喧騒に疲れた彼女は、荷物をまとめて田舎の北カリフォルニアへ引っ越すが、そこでの生活もまた波乱に満ちたものだった。

■『イカゲーム』

社会現象を巻き起こした韓国ドラマ『イカゲーム』もシーズン3をもって完結。本作で描かれるのは、一攫千金を求めて死のゲームに参加した人々のサバイバル劇。一連の課題をクリアすれば巨額の賞金を獲得できるが、一度でも失敗すれば命を落とす。デヴィッド・フィンチャーによるアメリカ版スピンオフの企画も漏れ伝わってきている今、ブームに乗り遅れた人も一気見で追いつこう。

■『ブレイキング・バッド』

友人は皆観ているのに、自分だけが観ていないドラマというのが誰しもあるはずだ。年末年始に少し休みが取れるなら、そんなシリーズを一気見する絶好の機会である。『ブレイキング・バッド』はブライアン・クランストンが実に素晴らしい演技を見せる、評判通りの大傑作だ。クランストンが演じるのは、がんを宣告された高校の化学教師。彼は金を工面するため、ニューメキシコ州はおろかアメリカ全土でも類を見ない最高品質のドラッグを精製し、元教え子とともに売りさばこうとする。事態は複雑化していき、視聴者であるあなた自身も善悪の境界線がどこにあるのか分からなくなる。

■『セナ』

今やアメリカ人さえもがF1に夢中になり、マックス・フェルスタッペンやランド・ノリスら第一線のドライバーのことを知っている。しかし80年代から90年代にかけて、ほかを圧倒した唯一無二の存在がいた。その名もアイルトン・セナ。新たなリミテッドシリーズが、このブラジルが生み出した伝説のレーサーの生涯に迫る。彼の輝かしいキャリアは、わずか34歳の若さで事故により悲劇的に途絶えた。ドキュメンタリー『Formula 1: 栄光のグランプリ』が描いたように、F1の世界はドラマと陰謀に満ちた舞台だ。実話に基づいた本作もまた、様々なドラマに彩られた傑作である。

■『グッド・プレイス』

最近勢いに乗っているクリステン・ベル主演のコメディドラマ。死後、善人だけが送られるあの世の世界「グッド・プレイス」に辿り着いた主人公エレノア。しかし、自分にはそれに相応しい善行をした覚えなどない。彼女は「グッド・プレイス」に相応しい人間になろうと努力を始めるが……。テッド・ダンソン、マニー・ジャシント、ジャミーラ・ジャミルら一級のサポートキャストがこの哲学的コメディを彩る。哲学的コメディ? そんなジャンルあるのかって? このシリーズは「ある」と言っている。

■『マッドネス』

アカデミー賞にもノミネート経験のある演技派コールマン・ドミンゴが主演のアクションスリラーというのだから、見逃すわけにはいかない。ひとり訪れた山中で、殺人現場に遭遇してしまった有名評論家の男。殺人の疑いをかけられた彼は孤立無援で森の中を彷徨い、自身の潔白を証明しようとするが、事件は彼の予想以上に大きなものだった。彼はハメられたのか?

■『私のトナカイちゃん』

観た人ばかりがしきりに語り、置いてきぼりにされていた人も多かったであろう本作。ようやく重い腰を上げて鑑賞するときが来たかもしれない。スコットランドのコメディアン、リチャード・ガッドの実体験を基に、あるパブで些細な思いやりを示した相手の女性から執着されるようになってしまう男をガッド自身が演じる。ストーカーする側とされる側の、複雑な心理を丁寧に追った作劇は批評家から絶賛され、エミー賞リミテッド・シリーズ部門で作品賞を受賞するなど各賞を総なめした。

■『コブラ会』

『コブラ会』は、映画から派生したテレビシリーズのなかでも特に成功した例のひとつである。80年代の名作『ベスト・キッド』の後日譚にあたる本作の主役は、オリジナルで主人公ダニエルの宿敵だったジョニーだ。33年前に宿敵を負かして以降、順風満帆な人生を歩んできたダニエルとは対照的に、酒浸りの日々を送っていたジョニー。彼は「コブラ会」道場の再興を通して、自身の過去の行いを贖罪しようとする。かつての憎まれ役にセカンドチャンスを与えた、キャラクターへの愛に溢れた傑作だ。

From British GQ

By Lucy Ford, Jack King and Killian Faith-Kelly
Translated and Adapted by Yuzuru Todayama

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