巧妙化する手口で大切な財産をだまし取られる詐欺被害。県内でも悪化の一途をたどっています。
福井市の70代男性です。
■男性
「生活費だったり貯金だったり。僕が今出してと言われて出せる金、全部だった」
自宅にかかってきた1本の電話をきっかけに、およそ700万円をだまし取られました。
男性の携帯電話の着信履歴に残っていたのは、大阪府警が実際に使用している番号。犯人グループが偽造していたとみられます。
こうした特殊詐欺の被害は県内でも相次いでいて、11月末までの被害額はおよそ3億6200万円に上っています。特に警察官をかたった詐欺が目立ちます。
■リポート 西岡芽生記者
「過去最悪となっている詐欺の被害。警察では詐欺の手口を学ぶ仮想体験ツールを制作しました」
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大阪府警察本部の者です。あなたを捜査している。
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「このように警察官をかたった詐欺を体験できます」
大阪府警が香川県の大学と開発した体験ツール。スマートフォンでQRコードを読み込むと、LINEアプリが起動し、専用の公式アカウントとのトークが始まります。
警察官をかたる男が警察手帳やニセの逮捕状を見せながら、逮捕をほのめかして送金を求めるという実際の詐欺の手口を体験することができます。
ショッピングセンターでのイベントで体験した買い物客は。
■体験者
「こんなん(逮捕状)出たら、ビビるなぁ」
■体験者
「リアルですね、本当に。戸惑うよね、どうしたらいいか分からなくなりそう。気をつけます」
■体験者
「実際にこういうのが送られてくるというのを教えてもらっとくと、冷静にいったん立ち止まれるかな」
■県警生活安全企画課 宇都宮利一課長補佐
「実際に詐欺がどういうものか、疑似体験を通じて理解してもらうのが大切。理解した上で絶対に詐欺にあわないよう、細心の注意を払ってほしい」
この体験ツールは、大阪府警のホームページから誰でも簡単に体験することができます。