10月に開催された愛媛県の新居浜太鼓祭りで太鼓台を別の太鼓台にぶつける危険行為が発生した問題を巡り、当事者の中須賀太鼓台、大江太鼓台の責任者らが共同で、経緯や主張を記した文書を作成したことがわかった。双方が一部で非を認めつつ、相手側に責任があると指摘する内容で、両太鼓台が所属する川西地区太鼓台運営協議会は近く、処分を決める。
文書は同協議会に提出するため、両太鼓台の自治会長と責任者の計4人が事実確認を行い、署名した。
文書によると、祭りでは暴力行為の禁止徹底が周知されたが、大江青年団員がけんかの準備を進め、10月17日、それを知って確認に訪れた中須賀関係者に集団で暴行した。うわさが広がり、両太鼓台の責任者が18日朝、けんかをしないことを約束。だが、同日の祭りで納得できない中須賀太鼓台が大江太鼓台に、かき棒をぶつけるなどの危険行為を繰り返したとされる。
各主張では、大江側が「集団暴行は大江側に責任があるが、太鼓台同士のけんかにはつながらない」とし、約束後に違反行為をした中須賀側に責任があると主張。これに対し、中須賀側は、「(大江側による集団暴行がなければ)けんかに発展することは絶対になかった」と反論し、「大江太鼓台も同様の責任を取るべきだ」としている。
危険行為を巡っては、中須賀太鼓台の指揮役ら6人が暴力行為等処罰法違反容疑で逮捕され、罰金20万~15万円の略式命令を受けた。