【特集】ようやく晴れた”えん罪” 39年前の福井女子中学生殺人事件 再審法改正へ、闘いを続ける前川彰司さん プレイバック2025②再審無罪が確定

この1年の出来事やニュースを振り返るシリーズ「プレイバック2025」。2回目は39年前の殺人事件を巡って、再審無罪が確定した前川彰司さんにスポットを当てます。

えん罪を訴える人を支援し再審法改正を訴える前川さん。裁判が終わった今も闘い続けています。
■リポート
「前川さん無罪です。前川さん無罪と書かれています」

30年余りにわたって人殺しの烙印を押された男性。えん罪が晴れた瞬間でした。

今から39年前の福井女子中学生殺人事件。事件発生から1年後、当時21歳の前川彰司さんが殺人容疑で逮捕されました。
決め手となったのが、前川さんが当時出入りしていた暴力団の元組員Aの「血の付いた前川さんを見た」という証言でした。

■前川彰司さん
「事件の日は自宅で家族と食事をしていた」
「僕はやっていません。女の子の顔も知りません」「Aの作り話だ」

前川さんは一貫して無実を訴えました。
■弁護団の旗だし
「無罪、無罪、無罪」

一審では無罪判決。しかし、控訴審では懲役7年の逆転有罪判決が言い渡され、服役します。

1度目の再審請求は検察の異議申し立てで、再審開始決定が取り消しに。
2度目の再審請求では「検察側がまだ重要な証拠を隠している可能性がある」として、再度 証拠の一覧表などの開示を求めました。

■リポート
「再審開始と書かれています。2度目の請求で司法が再び、再審開始の決定をしました」
名古屋高裁金沢支部は2度目の再審開始を決定。今回は「開かずの扉」と言われる再審が認められました。

そして…。
■名古屋高裁金沢支部 増田啓祐裁判長
「主文。本件控訴を棄却する」
「関係者供述はいずれも信用できない」
「検察・警察の不正、不当な活動ないし、その具体的な疑いは単に検察・警察に対する信用を失わせるのみならず、刑事司法全体に対する信頼を揺るがせかねない深刻なもの」

事件から39年。再審無罪が言い渡された前川さんは、還暦を迎えようとしていました。

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