つくば夫婦殺人事件の風化懸念、この1年の情報提供わずか1件…県警「ささいな情報が進展につながる」

茨城県つくば市東平塚で2018年元日、高齢夫婦が遺体で見つかった殺人事件から8年となるのを前に遺族や県警の捜査員ら約50人が13日、同市稲岡のイオンモールつくばで情報提供を呼びかけた。
18年1月1日夕、建設業小林孝一さん(当時77歳)と妻の揚子さん(同67歳)が自宅で死亡しているのを親族が見つけた。2人は後頭部などを鈍器のようなもので殴られたような痕があり、死因は失血死だった。県警は延べ約1万3200人の捜査員を投入して捜査を続けている。県警にこれまで寄せられた情報提供は計117件。しかし、この1年間は1件にとどまり、事件の風化が懸念される。
今年10月、名古屋市のアパートで1999年に主婦が刺殺された事件は発生から約26年後に容疑者の女が逮捕された。この日、両親の事件に関するチラシを配った長男の照幸さん(54)は「(被害者遺族にとって)次はうちの番かなという期待はある」と語った。県警の山田真幸捜査1課長は「名古屋の事件は刺激になっており、『この事件も』との思いは強くなっている」と話した上で「ささいな情報が捜査の大きな進展につながることもある」と呼びかけた。
遺族らは事件解決につながる情報提供に対し、最大100万円を支払う懸賞金制度を設けている。情報は県警のフリーダイヤル(0120・144・559)まで。

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