手錠をかけた男性に電流、拘置所で催涙スプレー。警官の暴力行為が明らかになるも、市長は処分を見送りに(米アラバマ)

米アラバマ州で11月25日、被疑者らに粗暴な行動を取っていた警官が休職処分を受けていることが明かされた。警官の行為は5月10日以降、ボディカメラ映像と警察署内の監視カメラで発覚。当時、処分は見送りとなっていた。【実際の映像】警官の暴力行為の数々
ニュース局FOX10が入手した映像には、交通取り締まり中の警察官が、手錠をかけられた男性の腹部にテーザー銃を当て、電流を流す様子が映っている。

同日のボディカメラ映像には、拘置所に収容されている被疑者に催涙スプレーをかける瞬間も記録されていた。

さらに、手錠をかけられ足を縛られた男性を床に引きずって運んでいたことも、警察署内の防犯カメラの映像で発覚した。

映像には、「この警官が起訴されないのであれば、それは他の警官の問題行動も見逃すようなものだ」「傍観していた警官も同罪では」「こうした行動が冤罪の人物を追い詰める」など、批判の声が寄せられた。
同局は11月4日、一連の問題行動を行っていた警官が、同州にあるマウントバーノン警察に勤めるニューマン・ブレイジャーであると報道。

署長のエリック・ペットウェイ氏は、ニューマンの行動が規定に反していることを指摘した。

「懲罰のためにテーザー銃を使用してはいけませんし、手錠をかけている人物に使っていいものではありません」

「催涙スプレーについて言うと、これは逮捕時に激しく抵抗された場合に使用するものです。(ボディカメラ映像に映っていた人物は)すでに収容されている状態でした」
ペットウェイ氏は、問題のボディカメラ映像が撮影された日にブレイジャーの行動を把握し、迅速に市長のエリック・ピープル氏に報告した。処罰を決めるためには、市長の承認が必要だからだ。

しかし、ピープル氏からの返答は「処分や懲戒は認めない」というものだった。

さらに、ペットウェイ氏は11月19日、警察署を解雇されたことを同局に報告。解雇通知は受け取っておらず、理由も提示されていないという。

一方、ピープル氏は「解雇されたのではなく、町議会と別々の方向に進むことに合意した」と説明しており、双方の主張は食い違っている。

また、この時点では一連の動画の件は調査中であり、ブレイジャーは職務についたままだった。
同局は11月25日、市議会で一連の事件に関してピープル氏に質問しようと試みた。しかし、ドアを閉めて対応を拒まれたという。

代理人によると、ブレイジャーは現在休職処分を受けており、2026年上旬に委員会の正式な審問を受ける予定だ。

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