福岡県警は19日、私立「松原保育園」(福岡県田川市)で保育士として勤務していた無職の女(25)(同市)を、園児への傷害と暴行の両容疑で逮捕した。容疑を認めている。
発表では、女は7~8月、園内で5歳児クラスの園児の顔を殴ったり紙箱で頭をたたいたりして、顔面打撲のけがを負わせた疑い。同クラスには19人が在籍し、担任を務めていた。
女は2021年4月から園で勤務。今年8月に園児を殴る様子を園長が見つけ、同月に懲戒解雇された。田川市によると「いらついて手が出た」と話したという。
同園を巡っては、県と市が8~10月に特別指導監査を行い、女を含む女性保育士10人による虐待や不適切保育を計26件確認。10月に園を運営する社会福祉法人「松原福祉会」に改善勧告を出した。県警は他の保育士も虐待に関わった疑いがあるとみて調べる。
園で虐待を受けたという園児の親族女性(50歳代)は「なぜこんなことをしたのか、捜査で明らかにしてほしい」と話した。園は取材に「対応しない」としている。