【グレンデール(米アリゾナ州)=阿部真司】米国のトランプ大統領は21日、米アリゾナ州で保守活動家チャーリー・カーク氏の追悼式に出席した。トランプ氏は演説で「組織的な政治的暴力に資金を提供し、扇動し、実行する極左ネットワークを調査している」と述べ、左派への圧力を強める考えを示した。
カーク氏は、若い世代の保守層に絶大な影響力を持ち、昨年の大統領選でトランプ氏勝利に貢献した。10日にユタ州内の大学で演説中に銃撃され、31歳で死亡した。捜査当局は22歳の男を逮捕し、訴追した。
トランプ氏は追悼式での演説で「銃はカーク氏に向けられたが、弾丸は我々全員に向けられていた」と語り、犯行を左派による保守派への攻撃と決めつけた。「カーク氏が命をささげた自由、深く信じた価値観を守るために前進していく」とも述べ、支持者に結束を呼びかけた。大統領選勝利へのカーク氏の貢献については、「間違いなく最も影響力のある人物だった」と強調した。
追悼式には、バンス副大統領、ルビオ国務長官、ヘグセス国防長官ら主要閣僚も参加した。トランプ氏とカーク氏の支持者ら数万人が訪れ、「国葬並み」(米紙ワシントン・ポスト)の厳戒態勢下で行われた。