【ソウル聯合ニュース】韓国警察は、暴力団が詐欺・賭博・資金洗浄などの犯罪に集中する中、「MZ世代の暴力団」や組織犯罪の一掃に乗り出す。
警察庁は9日、10日から10月31日まで組織犯罪と国際犯罪の集中取り締まりを実施すると発表した。
組織犯罪分野では、組織的な詐欺や違法な高利貸し、賭博サイトの運営、資金洗浄などを重点的に取り締まる。
特に、匿名性が高く海外に拠点を置く組織的犯罪が増加する中、「金になる犯罪」に加担する新興の暴力団を集中的に捜査する方針だ。
組織犯罪で得た収益を誇示するなど、オンライン上で社会不安をあおる行為についても監視を強化する。
警察は、組織犯罪と関連した資金洗浄犯罪を追跡して犯罪収益の流通経路を遮断するとともに、暴力団による暴力行為についても、個別の犯行か組織的な犯行かを問わず取り締まる計画だ。
暴力団同士の衝突が予想される場合には、事前の警告や警察力の配置など、予防活動も並行して行う。
国際犯罪分野では、外国人による薬物犯罪と組織的な違法行為を集中的に取り締まる。
ケタミンなど新種の向精神薬の密輸を遮断するため、流通経路を追跡するとともに、外国人コミュニティーや主な勤務先、遊興施設などを対象に情報収集を強化する。
外国人による集団暴力や、偽造ビザ・替え玉受験のブローカーなどの組織的犯罪については、オンライン・オフラインでの情報収集を拡大し、刑法上の犯罪団体に関する規定の適用も積極的に検討する方針だ。
不法滞在外国人や在留資格で認められた範囲外で働く外国人などに対する、身分上の弱みにつけ込んだ犯罪にも対応する。
警察は、犯罪被害に遭った不法滞在外国人については、出入国管理法に基づく通報義務の免除制度を活用するなど、被害者の保護にも乗り出す計画だ。
警察が今回取り締まりに乗り出すのは、上半期の取り締まりで組織犯罪と国際犯罪の多様な様相が確認されたためだ。
警察は3月9日から6月30日まで組織犯罪を集中的に取り締まり、1185人を検挙し、このうち225人を逮捕した。
詐欺・資金洗浄に関連する犯罪団体など、MZ世代の暴力団を中心に取り締まった結果、前回の取り締まりと比べて検挙人数は9.7%、逮捕者数は48.3%、それぞれ増加した。
検挙された組織犯罪の容疑者のうち30代以下が63.6%を占め、彼らが関与した犯罪の中では詐欺が42.7%で最も多かった。
国際犯罪については、上半期の取り締まり期間に641人を検挙し、133人を逮捕した。
上半期に立件した外国人は1万8130人で、前年同期より9.1%増加した。薬物犯罪が1189人で29%増加し、賭博・風俗犯罪は323人で26%増加した。
警察は「今後も組織犯罪・国際犯罪に関連する関係機関との連携を基に、持続的な取り締まりと情報収集を強化するなど、先制的に対応していく」との方針を示した。